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2012-06-26

Paint it, Brain


     
前にもちょっと書いたけど
料理の写真を撮るのがニガテである。
     
いろいろ理由はあるけれど、
そもそも一番の根源的な話として、
食べ物を目の前に差し出されて
空腹信号に満たされたわたしの脳が
撮影などという高度に創造的な行為を
監督できるわけがありますか?ってこと。
     
食欲か、ゲージツか。
     
そんなもの食欲の圧勝に決まってる。
     
しかも「これってブログネタじゃね?」
なんていう肝心なときほど
気づいたら食べ終わってたなんてことになりがちなのだ。
     
ネタになるってことは
外でめちゃうまそうな料理を食べるときだったり
家でそれなりに手間をかけた料理を
作ったときだったりするわけだから、
そりゃ食欲MAX、撮影なんか飛んじゃう確率は高くなる。
     
仕方がない。
思い出したときだけのイヤイヤ写真でここまで来たけど
ついに本邦初公開、奥の手を使うとするか。
     
ふっふっふ。カメラなど使わなくとも、
人間には脳という立派な記憶装置が備わってるのだよ。
十分食欲を満たしたあとで、
じっくりと創造的に使えばいい。
     
これで食欲もゲージツも両取りだ。
     
そんな折り、というかけっこう前になっちゃいましたが
Yさん夫婦がわが家に遊びに来てくれました。
その時も僭越ながらわが拙作をお出ししたものの
果たして1枚の写真も撮らずじまい。
     
てなわけで今こそ自前の記憶装置をフル稼働。
ちと前なんで難儀でしたが、なんとか
その時の献立のうちいくつかを絵にしてみましたぞ。
     
        
タコとセミドライトマトのマリネ。


















          
                         


                         
ニンジンサラダ。L’OULIBOはお客様仕様。

                         
                         

















    
                           
自家製マグロのコンフィとミョウガのスパゲティーニ。
ツナのオイリーさもミョウガのさっぱり感で良いバランスに。
はっきり言って、合います。


                              
              

















    
                 
うむむ。もしかして写真なんかより
よほど絵のほうが巧拙を問われるんじゃ……
      
自分の画力は計算外だったわ。
     
ゲージツへの道は、遠く険しい。
     
     
     

2012-02-16

オルタード・カルボナーラ

帰省やらハワイやら
何かと家を空けることが多かった1月。
こまめに手間のかかるパンチェッタの仕込みを
しばらく休んでおりました。
しかし、わたしもパートナーもカルボナーラLOVE。
卵とチーズの濃厚なコラボレーションの誘惑!
パンチェッタじゃなくてもカルボナーラは食べたい!
てなわけで、“変形カルボナーラ”、作ってみました。
今時パンチェッタくらい近所のスーパーでも売ってるけど
それじゃあブログのネタにもならないしね。
まずは「親子カルボ」。























パンチェッタの代わりに鶏肉。
わたしはたまたま家にあった胸肉を使いましたがお好みで。
胸じゃやっぱりパンチがないので
アクセントにインゲン、そしてタイムを投入。
食感と香りに変化をつけてみました。
ちなみにパスタは手打ちのカヴァテッリ。
続いては「スモーク・サーモンのカルボちゃん」。























なんだカルボ“ちゃん”って。いいおっさんが恥ずかしいぞ。
じつはこれ、隠し味に味噌を入れてるんですね。
“ちゃんちゃん焼き”からの発想というわけ(ダジャレかよ)。
そしてもう一つは昔懐かしい卵味噌。
つまり、シャケと味噌は合う。味噌と卵も合う。
これはイケるに違いない!!!!(う〜ん天才)
……ただ注意しなきゃいけないのが
スモーク・サーモンの塩分。
味噌は甘めのものを少量で。
もうちょっと味噌の風味を立たせたいけど
生鮭は加熱が必須だし。
う〜ん、まだまだ試行の余地アリ。
イケると思ったんだがなあ……(前言撤回)
それにしても
コレステロールなどなんのその。
卵を消費しまくるわが家。
……あ!
今月人間ドック予約してたの忘れてたよ。
カルボでメタボとかダジャレにもならん。
この体もオルタード・カーボンしたいわ。

2011-10-23

過剰の愛


久しぶりの更新であります。
ネタがなかった?
いやいや、ブログはサボっても
自炊活動およびプログレ活動はしっかり継続してたんですが。
特にプログレ界では
むしろイベントてんこ盛りだったここ数ヶ月。
8月のKANSAS来日に始まり今や夏の風物詩
日比谷野音の「プログレッシブ・ロック・フェスティバル」、
10月はこれまた年1回のお祭りになりつつある(のか?)
NHK FMによる「今日は一日プログレ三昧」の放送。
そして11月早々にはだれもが驚いた
「イタリアン・プログレッシブ・ロック・フェスティバル」開催。
十数年前から徐々に再発、来日は盛んになってきていたものの、
去年辺りからこのようなグループの枠を超えたムーブメントが起こり始めてきました。
来ちゃいましたね。ついに。
第2次プログレ・ブーム!
プログレ・ニュー・ウェーブ!
プログレ・ルネッサンスが!
思えば80年代。
世の中が浮かれ出すと同時に「重い、暗い」と世間の片隅に追いやられ、
ついにはレコード店やラジオから一切のプログレが消滅したあの時代。
西新宿の雑居ビルの一角に出入りし、高値で取引される輸入盤に
なけなしの金をはたいていたわたしたちは、
間違いなくアンダーグラウンドな存在でした。
それが、まさかまさか、
野外コンサートでオーディエンス総立ちの中、皆で「伝承」を歌い、
真っ昼間のラジオから流れる
「Tenemos Roads」を聴きながら
酒を酌み交わす日が来ようとは。
プログレ全盛の70年代前半はまだ小学生だったわたしたちは、
じつは数年の差で黄金時代に乗り遅れてしまった世代。
バブルで廃れ不況になると流行るプログレ、というのも
ちょっと複雑な心境ではありますが
まあ、ここは素直にブームを喜びましょう。
遅れてやってきた我が世の春を。
(肝心のミュージシャン達は晩秋の雰囲気もありますが…)
というわけで、最近の私のミッションは
「イタリアン・プログレッシブ・ロック・フェスティバル」
(字数多いな)に向けOSANNAをしっかり予習すること。
じつは『イタリアン』で反応するのは食欲だけだったわたし。
プログレに関しては英国・北米中心。
食わず嫌い克服のため、
そちら方面でもオーソリティーのおなじみYさんから
CDをお借りして猛勉強という次第。

















今更ですが、OSANNAスゴイなあ。
時にGENESISを思わせる叙情の嵐と
KING CRIMSONにも迫るヘヴィーネスが
交錯しまくる展開は濃い〜の一言。
過剰な音数、過剰な展開、過剰な感情表現、etc.etc.…
プログレの定義の一つに『過剰の美学』という項目があるとするなら、
OSANNAの音楽はまさに過剰中の過剰、
プログレの中のプログレといえるのかもしれません。
これを生で体験できる「イタリアン・フェス」。
略すとまさに食欲のそそられるようなイベント名ですが
まあそれはともかく、
なんとも楽しみになってまいりました。
そうそう、『イタリアン』といえばもう一つ、
こちらは正真正銘、おいしい『イタリアン』。
新潟ご当地グルメの王様、みかづきの「イタリアン」が
なんと家庭で手軽に食べられるようになっていたとは!
↓ 「新潟っ子のソウルフード」という煽り文句はちょっと恥ずかしい…
その通りなんだけど。

















この袋入り生麺の「イタリアン」、
見つけたのは新潟の駅ビル。
東京では見たことないけど、全国展開してないのかな?
関東在住で「近所のスーパーにあったよ」という方がいらっしゃったら
ぜひご一報を。お願いします(マジ)。
で、完成形がこちら。

















具のキャベツ、もやしと付け合わせのショウガは自分で用意。
作り方は至って簡単、具と麺を炒め
付属の焼きそばソースで絡めて皿に盛り、
温めておいたトマトソース(これも付属)をかけるだけ。
コツはズバリ具に変に凝らないこと。
肉を入れるなどもってのほか! チープな味が命。
そして白ショウガ(いわゆるガリですね)を必ず添える!
焼きそばソースとトマトソース、そしてショウガ、
この三位一体のハーモニーこそ神髄。
ゆめゆめ忘れるべからず。
麺の感じはちょっと違うけど味はなかなかの再現度。
不思議なうまさがあるんだよね〜。
ガキの頃の刷り込みかもしれんけど。
そもそも普通のソース焼きそばで十分うまいのに
なぜあえてそこにトマトソースをかけるのか。
これもまた、『過剰の美学』いや『過剰の美味』。
「イタリアン」の名に恥じないプログレッシブ・グルメ。
子供の頃からこの味に慣れ親しんでいたわたしにとって、
遅かれ早かれ、イタリアン・プログレを聴くのは
運命だったのかも?

2011-08-31

タジンの関係

      
      
今さら言うまでもないと思いますが、
わが家の辞書に流行という文字はありません。
      
事例その1:地デジの対応は7月に入ってからだった
(これは流行じゃないか)。
      
事例その2:Blu-ray Discレコーダーは持ってないが
カセットデッキとVHSデッキはまだ現役だ。
      
事例その3:いまだに3D映画を観たことがない。
      
事例その4:もちろん二人とも携帯はスマホじゃない
(ちなみに言っとくと、二人の業界のスマホ普及率は98%以上!
体感では)。
      
事例その5:……アプリ??ワイハイ??
    
etc.etc.……
      
いや、もちろん、
たまにはそれらしいものに乗っかることもあります。
今年に入ってFACEBOOKを始めたり、とか。
でも少なくともFACEに関して言えば、半分は仕事のためであり
“あえて流行に身を投じてみた”という意識。
踊らされるんじゃなく、意識的に利用しているというか。
まあ、そういうことにしておいてください。
      
とそんなわけだから、このブログでも
今年の夏のヘビーローテーションは素麺とYES!
なんて素っ頓狂なことを書いたりするわけです。
      
こんなわが家にも正真正銘の“流行りもの”がやってきました。
それはタジン鍋。
とんがり帽子みたいなカタチしたアレです。
      
すみません。
流行りものは流行りものでもずいぶん前の流行でしたね。
まあ、いいじゃないですか。
      
なんたってこのタジン鍋、
じつはマリーンズ友達のK夫妻からいただいた品
(ありがとうございます)。
こちらのご夫妻、特に奥様は
世界中、しかも「フツー行かねーだろー」
という土地を旅してまわるコスモポリタン。
タジン鍋がブームだとか廃れたとか、
そんなことはちっちゃい日本の中だけの話。
もっと世界的な視点で選んでいただいたに違いありません。
モロッコあたりじゃ何百年(何千年?)も前から大ベストセラー。
そもそも“流行りもの”なんて書くこと自体、失礼でした。
ごめんなさい。
      
というわけで使い始めたタジン鍋。
これがやたら便利でびっくりなのであります。
      
蒸し料理はもちろん、ちょっとした煮込み料理もできます。
ちゃんとした料理以外にも
ちょっとジャガイモを茹でたい時にタジン鍋で蒸したり、
季節的にはトウモロコシを蒸したり。
お湯をわかす手間がかからないのがうれしい。
      
それこそブームの時は
「蒸し料理だけでしょ。無視無視。」てな感じでしたが(とほほ)
いざ使ってみると、思っていた以上に
いろいろなことができるので大活躍。
もう一つ、ものぐさ亭主的には
鍋のまま食卓に出せるのもポイント高し!
     
定番の豚バラ肉と野菜の蒸し物。













                         
もちろん魚もいけますし、ソーセージのグリルだって。
          
そして先日作ったのが……













                              
上にピーマンやらハーブやらのっかっているので
よくわかりませんが













                              
ロールキャベツ。
      
トマトソースで蒸し煮しました。
イタリアンパセリやコリアンダーなどハーブを利かせ、
そしてモロッコ料理に欠かせないという
クミンシードを少し練り込んでいます。
これを入れると一気に異国情緒満載。
う〜んモロッコ風。
実際にはチュニジア風も中東風も
区別はつかんのですが。
      
ついに作った! タジン鍋でロールキャベツ!
コレがホントの「モロッカン・ロール」!
      
……パートナーよ、すまん。
こないだの夕食をロールキャベツにしたわけは
ただこのダジャレが言いたかっただけなのだ。
まあ、わたしの立てる献立なんてこんなものです。
               
「モロッカン・ロール」。
言わずと知れたBrand Xのセカンド・アルバム。
北アフリカの民族音楽とロックン・ロールの融合!みたいなタイトルですが
中身はぜんぜん関係ありません。
いきなり1曲目がサンスクリットの歌とシタールの早弾きでインド風。
「Malaga Virgen」はスパニッシュだし。
確かにBrand X史上最もエキゾチックな雰囲気のあるアルバム。
でもどの辺がモロッコ?という疑問も。
しかも異国情緒だけにとどまらず
一発録りアドリブ大会やらプログレ的展開を見せる曲など
ハンパなくバラエティに富んだ内容です。
いつも言うけど、凡百のジャズ・フュージョン的
セッション垂れ流しとは一切無縁の音楽。
ある意味最もBrand Xらしいアルバムかも。

















                          
以前も書きましたがBrand Xの音楽って“ごった煮”なんですよ。
どこそこの民族音楽がどうだとかこうだとか、
へんな理屈こねるより、
楽しそうだから何でもやっちゃおうぜ、的なノリというか。
で結局タイトルが意味不明になっちゃったりする。
というか深く考えてないんでしょうね。
      
なんたって名前が「Brand X」。むりやり日本語にしたら「銘柄不明」。
これもおそらく何も考えないで付けた名前なんでしょう
(一説には、スタジオの機材リストに記載されていたのを
たまたま目にして決めちゃったのだとか)。
しかしこれがうまいことハマりました。
      
もう何やったっていいんです。
どんなタイプの曲やったっていいし
どのメンバーが抜けて誰が入ってきてもいいし。
だって「銘柄不明」。
守るべき“ブランド”が存在しないんですから。
      
事実、メンバーが入れ替わり立ち替わりしながら
いろんなタイプのアルバムを作っていきます。
正調JAZZROCKアルバムから
フィル・コリンズが歌うPOPナンバー入りのアルバムまで。
      
ただし。
モロッコ料理にクミンの香りが欠かせないように、
Brand Xに唯一欠かせないのが、
わが心の師パーシー・ジョーンズのベースでしょう。
私見に偏っているかもしれませんが、これだけは譲れないところです。
事実、Brand Xの歴史上彼が一曲も参加していないアルバムはありません。
ジョーンズがピリッとスパイスを利かせて、Brand Xと名乗るなら
あとは何をやってもBrand Xの音楽なのであります。
      
「Unorthodox Behaviour」から「Manifest Destiny 」まで。
編集版・海賊版も含めて。
フェイバリットはその時々の気分で変わったりしますが
それぞれに良さがあり、味わいがある。
      
わたしは全アルバム、一枚残らず、大好きです。
      
タジンも、Brand Xも、何でもアリ。
      
だからこそ、おもしろいのだ!
      
      
      
      

2011-08-18

ヘビーローテーション

      
「また物騒なところから名前持ってきたもんだなあ」と思ったのが
今や国民的アイドルとなったあのグループを初めて知ったときの感想。
『秋葉原』が語源とはつゆ知らず、当然の如く
旧ソ連の自動小銃『AK47』を連想してしまったわけですが、
今年の春ごろ「カチューシャ」なんて曲を耳にするに至って
個人的にやはりこれは確信犯であると認定。
カチューシャといえば
同じく旧ソ連軍の多連装ロケット砲のことじゃないですか(注1)。
      
実際、彼女たちのファンの中には
「アーカーべー」と発音する人もいるとかいないとか。
このあたりのオタク心をくすぐる小技までいちいち憎い。
いやはや、恐るべし。
      
おっと、べつに彼女たちのことが書きたいわけじゃありません。
わたし自身はキョンキョン以来時間がピタリと止まってしまった、
もはやアイドル不感症のおじさん。
語る資格もございません。
      
さてさて、ようやく本題。
ヘビーローテーションのはなしです。
      
それにしても連日暑い暑い日が続きます。
なんでも猛暑といわれた去年をも上回る暑さとか。
いくら夏は嫌いじゃないといっても
ただでさえ脂っこいものが苦手なお年頃。
さすがにのどを通るものも限られてきます。
      
そんな今の季節、わが家のヘビーローテーションは
ずばり素麺。
      
前振りが長かったわりにはおそろしく平凡な展開じゃねーか
とつっこんだあなた。
その平凡の中にこそ、凄みがあるというものですぞ。
      
子供の頃は「ええ〜? またソーメン〜」と
いつも母親にブータレたものでしたが、
この年齢になってつくづく感じる素麺のすばらしさ。
さらに作る側にまわってからは、よりいっそうその良さを実感します。
      
なんといってもうれしいのがゆで時間の圧倒的な短さ!
キッチンで汗だくにならずにすむのが本当にありがたい。
じつはこんなに料理人に優しい料理だったなんて
そりゃ、子供にゃわからんよなー。
      
しかもオール電化のご家庭なら電気代節約、
そうじゃないわが家でもキッチンが暑くならないから
エアコンの設定温度は高めでOK。
なんという省エネ料理。
東京電力は素麺に感謝すべし。
      
昔の人はこんな時代を予見していたのでしょうか。
いえいえ、今の時代が
昔のライフスタイルを必要としているでしょう。
子供の頃は平凡で飽き飽きしてたものが
今その価値を発揮する。
そんなものが他にもあるかもしれません。
      
もちろん、食べてもおいしい素麺。
さっぱりと食べたいときはさっぱりと。
食べ応えが欲しいときにはそれなりのアレンジも可能。
いろんな食べ方ができるので飽きません。
      
↓ 正統派から…













                              
↓ トマト素麺…

















                              
↓ ジャージャー麺風まで…

















                              
今日も素麺すすって先達の英知に感謝。
こんな時代だけど
日本人でよかったと思える数少ない瞬間ですな。
      
そしてじつはもう一つある
この夏のヘビーローテション。
      
こちらは英国の生んだ(ある意味)奇跡。
Yesの今年6月に出た新譜「Fly from Here」。

















                              
結成以来42年の長きに亘りプロレスのアングルの如く
離合集散内紛分裂加入脱退を繰り返し、
それでもなお不屈の精神でバンドを存続させる彼ら。
その名通りのポジティブ・シンキングの賜か。
今度はなんとジョン・アンダーソン不在&バグルズ組復帰で
「Drama」Yesの再現です。
なんというサービス精神!
Yes! We Can! はい!よろこんで!
       
というわけで
「Drama」信者でアンダーソン不要論者のわたしのようなファンを
ピンポイントでねらい打つ今回のアルバム。
断言しましょう。良いです!
      
90年代後半以降のここ数作は、
比較的アンダーソンの歌を中心にした楽曲が多く
どうも平板で印象の薄いものでした。
しかし今回は一転。
組曲形式の曲を核に据え、
アルバム全体を起伏のあるドラマチックな演出で聴かせます。
なんといっても、“「Drama」でやり残したことを成し遂げる”
という明確な目標があるので迷いがありません。
全盛期と同等、とまではいえませんが
過剰なアレンジや、スティーブ・ハウのギターも
“らしさ”が戻ってきました
(そう、今回は久々にハウが元気。
泣きのスティールギターに滂沱)。
      
確かにこの手法、今の耳で聴くには
アレンジはクサく音色は陳腐かもしれません。
それでも、これでもかと盛り上げ、音をぶち込み、
唯我独尊のリズム感で突っ走る。
これでこそYes。
      
洗練された歌ものなど誰も望んじゃいないのだ。
      
ちなみに今回ボーカルを務めるのは
“Journey Method”(注2)でひっぱってきた無名の新人
ベノワ・ディヴィッド。
でもJourneyの彼はクリソツでしたが
ベノワは驚くほど似てません。
      
曲調もトレバー・ホーン&ジェフ・ダウンズ組の書いたものなど
YesというよりどうしてもBugglesっぽい瞬間が
ちらちらと顔を覗かせます。
      
しかしそんなことは問題になりますまい。
Yesらしい熱い演奏があればそれはYes。
      
もうこのところ2ヵ月近く、休日ともなれば
まさにヘビーローテーション。
      
防音のため閉めきった部屋の中、
暑苦しい演奏にアンプの温度もぐんぐん上昇。
      
そしてもちろん、そんな時こそ食す素麺。
う〜んうまい!
      
日本人でよかった。プログレ者でよかった。
      
……結局、いつの間にかエアコンフル稼働。
先達のライフスタイルにはほど遠いわ……
      
      
      
─────────────────────────────
      
(注1)カチューシャ
わたしらぐらいの年代ならプラモでおなじみですね。
でも、なんてことないトラックの荷台に
発射台を載っけただけのその姿は
およそ子供の購買意欲を刺激するにはほど遠く、
模型屋の片隅にいつまでも売れ残っていましたが。
ただその箱の隅で燦然と輝く
Italeriのロゴがやけに眩しかったものです。
      
(注2)“Journey Method”
仲違いしたメンバーの代役をYouTubeで発掘、登用する手法。
Journeyが看板ボーカリストの代わりとして
無名のそっくりさんを抜擢して話題になったことから
わたしが勝手に命名。
しかしJourneyの場合そのあまりの激似ぶりに
過去を引きずりすぎとの批判も……
      
ちなみに、今回のアルバムに収録されている組曲は
「Drama」時代の没曲を発展させたもの。
そりゃあ昔の雰囲気も出るわけです。
セルフ・カバーは誰でもやってるけど、
過去のアイデアを出発点にアルバムまるまる1枚
作っちゃったってのは他に例がないのでは?
こちらはいわば“Yes Method”。
手っ取り早く全盛期のファンにもアピール!
今後安易に乱用されそうな予感……(曲が良ければ許すけど)
じつはパンドラの箱だった?
      
      
      
      

2011-05-18

京葉線・ぶらり途中下車の旅

      
      
ナレーター(滝口順平さんの声を想像してください。以下ナ)
 「さてさて、今日の旅人はえーわんさんご夫婦ですねぇ〜。
  いったいどこへ行くんですかぁ〜」
えーわん(以下え)「今日はすばらしい天気に恵まれたんで、
  京葉線に乗って旅したいと思います!」
パートナー(以下パ)「ほんと、ゴールデンウイーク初日に相応しい天気だね!」
ナ「ゴールデンウイークって…… アップまでずいぶん間が空きましたね……」
え「ま、まあいいじゃないですか。いつものことだし。
  細かいことは気にしないで、レッツゴー!」
     
      
      
ナ「……それにしても、東京駅からずっと乗りっぱなしなんですが……」
え「………」
ナ「あ、寝てる! ちょっと〜、起きてくださいよぉ〜!」
え「あぁ、すいません。」
ナ「すいませんじゃないですよ〜。
  途中下車してもらわないと番組にならないじゃないですか〜。」
え「え? 途中下車なんかしませんよ。」
パ「そうそう! だって今日はQVCマリンフィールドで今季初観戦するんだから!」
ナ「QVCマリンって、去年まで千葉マリンスタジアムだったとこですかぁ?」
え「よく知ってるじゃない。その通り。
  ってことでまだまだ先だから、もうちょっと寝かせてよ。……くか〜」
ナ「しょ〜がないですねぇ〜。
  目的地がはっきりしてたら“ぶらり旅”じゃないんですけどねぇ。」
パ「とかいっちゃって! いつも台本通りのくせに!」
ナ「あひゃ〜、それはいわない約束ですよぉ〜。」
      
      
      
ナ「やっと海浜幕張に着きましたね〜。
  試合開始の1時にはまだちょっと時間がありますから、
  このへんで腹ごしらえですかぁ〜。」
え「球場直行!」
ナ「へ? だって途中下車したらそこでグルメを紹介するのがお約束ですよぉ〜」
え「今日は早起きして弁当作ってきたから、店に寄る必要なし!
  じつはそのせいで眠かったんだけどね。」
パ「このためにわざわざお弁当箱まで買っちゃって。気合い入ってたよね!」
え「でもそんなに凝ったものは作ってないけど。
  トマトとペペロナータのアンチョビマリネにポテサラ、
  手羽先のオーブン焼きナンプラー風味にシンプルなニンジンサラダ。
  ちょっと前に、奮発して少々お高いオリーブオイルと
  赤ワインビネガー買ったんだよね。
  だから今日一番の自信作は、じつをいうとこのニンジンサラダ……」
ナ「料理自慢はいいですから。球場にだっていろいろグルメがあるでしょうに。
  ラーメンの『ちば魂』や『ロッテリア』の絶品チーズバーガー、
  『パパス&ロコス』のメキシカンフードとか……」
え「なんだ、もう十分知ってるじゃない。
  っていうかわたしら、そのどれも一度も食べたことないんだけど。」
パ「球場で食べるっていったら、いつも枝豆と焼きそばだよね!」
え「フードコートの煮込みもうまいぞ。」
ナ「やれやれ…… そんなんでよく食べ物のブログなんかやってますねぇ〜。」
      
      
     
↓ まあ、いつも作ってる定番料理です。













                              
↓ 夏のような一日でした。













                                         
え「空は快晴!試合は快勝!(ちょっと危なかったけど)
  いやあー、今日は最高だったね!」
ナ「(結局この人たち、球場ではビールとコーラしか買わなかったよ……)
  まさか、このまま家に帰っちゃうんじゃないでしょうねぇ。」
パ「今日はこれから、わたしのハワイ大好き仲間と舞浜で落ち合うのよ!」
ナ「ほほぉ〜、やっと途中下車の旅らしくなってきましたねぇ〜。
  行って帰るだけじゃただの旅ですからね、ただの旅。
  で、舞浜では何するんですか〜?」
え「(ただの旅でいいじゃんか)
  なんでもイクスピアリでライブがあるっていうんだよ。」
ナ「プログレだったら行きませんよ。」
パ「まさか! マノアDNAっていうハワイのミュージシャンよ。
  南国の風のようにさわやかよー! プログレと違って!」
ナ「いいですねぇ〜。こりゃ楽しみだぁ〜。早く行きましょ!」
え「きみたちねぇ……」
        
      
      
パ「え〜と、この辺のはずなんだけど。」
え「迷った。完全に迷った。」
ナ「まさかイクスピアリの中で迷子になるなんて……
  歴代の旅人さんたちは、みんな驚異的な方向感覚で
  お店なんかたちどころに見つけちゃうんですけどねぇ〜。」
え「だからそれは……」
パ「だめだわ! 電話して迎えに来てもらいましょ!」
ナ「まったく、だれですか、こんな人たちをキャスティングしたのは〜。」
      
      
      
ナ「ライブも楽しかったし食事とお酒も堪能したし良かったですねぇ〜。」
え「わたしだってプログレばかり聴いてるわけではないのだよ。」
ナ「ってあなた、奥様に付いて来ただけじゃないですか。
  ところで、ライブの写真とかはないんですかぁ?」
え「撮ってないよ。」
ナ「なんで撮らないんですか〜。絵がなきゃブログになりませんよ〜。」
パ「ねえねえ! 何をもたもたしてるの!」
ナ「いえね、えーわんさんが写真撮ってないっていうんですよぉ。」
パ「しょうがないわね! わたしが撮ったからそれでも上げなさい!」














                              
ナ「うひょぉ〜。楽しそうな感じが良く出てますね〜。さすが奥様〜。
  ところで、お仲間の方も皆さんそろって、どこかに移動ですかぁ〜?」
パ「ちょっとお腹も物足りないし時間もまだあるから、もう一軒行こうって。
  Hさんのよく知ってる店が八丁堀にあるんですって!」
ナ「5駅先の八丁堀で途中下車ですね。えーわんさん、今度は頼みますよ〜。
  いい絵ばっちり押さえてくださいよぉ〜。」
え「うるさいなもう……」
      
      
      
ナ「ビストロ ガール・ド・リヨン……
  ここがHさんイチオシのお店ですかぁ〜。雰囲気ありますねぇ〜。」
え「パリの小粋な食堂っていう感じだね。本当は予約困難の超人気店らしいよ。」
ナ「(パリなんて行ったことないくせに)じゃあ、今日は運が良かったんですね〜。」
パ「Hさんのおかげよ。常連なんだから!」
え「料理は決して洗練された感じじゃないけど、Hさんのいうとおり、
  うまいしボリュームあるし、混むのも納得だね。」
ナ「そういうHさんは何も召し上がってませんが、どうかしたんですかぁ?」
パ「通ってるスポーツジムでやってる体脂肪率コンテストの計量が
  明日なんですって!」
ナ「少しくらいダメなんでしょうか〜。ものすごい鉄の意志ですね〜。
  でもたしか、Hさんはお二人の結婚パーティーの司会をしてくれた方ですよね。
  それも当日その場でお願いして(むちゃくちゃだなぁ)。
  そんな“恩人”が必死に頑張ってる目の前で、
  よくもまあ、そんなにばくばく食べられますねぇ〜。」
え「いやあー、ソーセージもサラダもビーフシチューもどれもうまいわー。
  付け合わせのニンジンサラダ、うちのともちょっと違って、勉強になるなー。」
ナ「だめだこりゃ。……あ、そうそう、思い出した。
  えーわんさん、写真ですよ写真! 料理を撮らないと!」
え「んー? まだ憶えてたの? 
  正直いうけど、店でばしゃばしゃ写真撮るのって嫌いなんだよ。
  料理なんか特にそうだけど、タイミングが大事だったりするわけじゃん。
  例えばサービスされた瞬間が料理をいただく一番のタイミングだろうし。
  そんな大切な瞬間を、写真撮ることで逃しちゃうのって
  自分にとってももったいないし、お店の人に対して失礼だと思わない?」
ナ「何をえらそうなこといってるんですかぁ〜。
  写真もなく文章ばっかりだらだらと長ったらしいから、
  このブログ、だれも読んでくれないんですよぉ〜。」
パ「……原因はそれだけじゃないけど!」
ナ「とにかく、この途中下車企画も今回限りにさせてもらいますよぉ!
  もう二度とごめんですからねぇ〜!」
      
      
      
     

2011-04-11

キカイコウコウニイル。

 
       
      
しかし、なんでまた、
われら男ってのは
マシンと名の付くものに目がないんでしょーかね。
      
車好きならF1マシン、プロレス好きならストロング・マシーン。
      
昭和の中坊あこがれ「マシーン・ヘッド」
(キミはブラックモア派?それともペイジ派?)。
      
荒れ狂うオルガンの嵐ソフトマシーン!
(後期も好き)
      
とまあ、枚挙にいとまがありません。
      
さらには自分が所有しているモノを
「オレのマシンはさ〜」とか言ってみたりする始末
(それが車やバイクじゃなく
仕事でしか使わないPCだったり
ガタの来たチャリンコだったりするから情けない)。
      
マシン、それは魔法のことば。
マシンと付くだけでワクワクしてしまいます。
あげく、ぽぽぽぽ〜んと欲しくなってしまう。
わたしだけ? いいえ、誰でも。
男性特有の不治の病みたいなもんですね。
      
そして料理にハマり始めたばかりの頃にも
もちろん発症。
速攻で買いに走ったマシンがこれ。
(症状その1:欲しいモノは我慢できない)













                              
イタリア製IMPERIAのパスタマシン!
      
クロームの輝きにうっとり
(症状その2:重度の金属フェチ)。
ギヤが噛み合いローラーやカッターを回す仕組みにほれぼれ
(症状その3:とにかく“ギヤ”が付いてるものに弱い)。
お料理の世界には似つかわしくない無骨なスタイル
(症状その4:機能美命。たとえそれが洗練されていなくても
 ガジェット的猥雑さがまた良かったりする)。
          
こんなマシンらしいマシンをほっとくなんてできません。
      
そんな愛用のマシンで
先日もタリアテッレを作ってみました。
      
↓いつものトマトソース&パンチェッタでアマトリチャーナ













                              
正直に白状すると、愛用というわりにはかなりの久しぶり。
じつはちょっとおっくうになっている……
あまりよく考えないで衝動買いしてしまったせいもあるんですが
パスタマシンって、思っていた以上に
めんどくさい代物だったんですよ。
      
そりゃ綿棒でのばして包丁で切るなんて芸当を
わたしごときがやろうと思ったら、とんでもない大仕事。
仕上がりもひどいことになりそうだし。
確かにマシンはきれいに作れます。
それでもやっぱりあたりは粉だらけになるし
生地を何度も何度もローラーに通さなきゃいけないし、
なかなかに手間がかかる。
      
むしろ2〜3人前ぐらいなら
手でひねってショートパスタにしたほうが楽ちんなくらい。
あたりまえですが、あっという間にパスタができる
夢の機械ではありません。
      
そしてもう一つ高いハードル。
買って初めて知った衝撃の事実(そのくらい調べとけって)。
      
なんとパスタマシン、洗えません。
      
使用前には余分の生地を通して汚れを落とし、
使い終わった後は、粉にまみれているのをきれいにしてから
楊枝・竹串で歯の間をほじほじ。
さらに少し時間をおいてからほじほじ
(これは詰まった生地が固まって取りやすくなるため)。
      
……てな作業を
バラしてじゃぶじゃぶ洗いたい!という衝動を抑えつつ
黙々とやるわけです
(症状その5:普段はめんどくさがりのくせに
 好きなマシンのメンテとなると意外にマメ)。
      
確かにギヤで回すんだし錆びたりしたらアウトだよな〜
というのは理解できるとしても、
水で洗えない調理器具作るイタリア人。
やっぱりメンタリティがちょっと違う。
      
というわけでなかなか出番のないわが家のパスタマシン
(症状その6:機能のうんちくは語るけど
 じつはあまり活用していない場合が多い)。
      
それでも、たまに作るタリアテッレの
何とも言えないもっちりとした食感は最高!
手間をかけた甲斐があるというものです。
これからは飾っておくだけじゃなく
ガンガン使わないともったいないですね!
      
      
……と、日記には書いておこう。
ブログ的にはきれいにまとまって大団円。
      
でも本当のこと言うと、
たまにしか使わないのにそうそううまく操れるほど
このマシンは甘くなかった!
パスタマシンかフェラーリか(そこいくか)。
やっぱりイタリア人、侮るなかれ。
いや侮っていたわけではありませんが。
      
粉の配合を変えたりはしているものの
いまだこれ!という食感のものが作れません。
      
うーん。
生地自体というよりも
生地の厚さに問題があるような気がしている
今日この頃です。
      
マシンの厚さ調節を
一番薄くするとピロピロして歯ごたえが物足りないし
二番目にすると逆にぎっしり重すぎる感じになってしまう。
      
この中間の目盛りが欲しい!
ひょっとして、
他のマシンなら理想の厚さが作れるのかもしれませんが……
      
(症状その7:うまくいかない時は自分の腕を棚に上げて
 マシンのせいにしがち)
(症状その8:そしてすぐ他のマシンに目移りする)
      
この病、最後に待ってるのは
決まって最も始末の悪い症状なのでありました。
      
(以下症状その1に戻って延々ループ)
      
      
      
      

2011-02-01

原点への旅路。─その2─

      
      
イタリアンは好きですか?
うまいよねイタリアン。
もちろんわたしも好きですよ。
いや、好きなんてもんじゃないですね。
ガキの頃から食ってるからもう40年以上になるかな。
他の日本人がイタメシイタメシつって
西麻布あたりで騒ぎ出すより遙か昔ですからね。
ソウルフードといっちゃっていいかもね。
それもわたしだけじゃないんですよ。
新潟人の赤い血はトマトソースでできているってくらい、
ほとんど例外なくイタリアン好き。
まあ、ちとドロドロ血なのはのっぺが混ざっているせいかもですが
(いやいや不摂生、不摂生)。
      
でも、そのイタリアン、東京じゃ食べられない。
それこそ西麻布や銀座の名店でも無理。
片岡さんや落合さんでも絶対作れない。
新潟人の求めるイタリアン、それが食べられるのは新潟だけなんですよ。
かくして県外の新潟人、ことイタリアンに関しては
耐乏の日々を余儀なくされるわけであります。
      
と、ここまで読んで察しのよい方はおわかりですね。
最近テレビなどでもよく取り上げられるのでけっこう有名なのかな?
      
そう、ここでいうイタリアンは
イタリア料理という意味のイタリアンではありません。
新潟には「イタリアン」という名前の「焼きそば」があるんです。
みかづきという甘味屋さんが出している新潟の元祖ファーストフード。
遙か昭和の昔から、新潟市内の小学校の文化祭にもれなく出店という
天才的なマーケティングを展開しています。
文化祭でお祭気分になっている味覚形成期の舌は抵抗力ゼロ。
結果、市内の全小学生にその味が深く深く刻み込まれていきました。
ようするにこれってある年齢(少なくともわたしら世代よりは上)以下の
“全市民”ってことですよ。
恐るべし、みかづき。
新潟離れて30年のわたしでも
やっぱりいまだに食べたくなる時あるもんね。
      
で、それはいったいどんなものなのか。
平たくいっちゃえば“トマトソースのかかったソース焼きそば”
ってことになるんだけど、でも麺は太くて短いし、
味付けのソースはそれほど濃くなく甘みがあるし
トマトソースもちょっと独特なわけで、
つまり「イタリアン」は「イタリアン」という食べ物である、
としかいえないんですね。
ちなみに最近コンビニで「新潟イタリアン風焼きそば」
なんてのがありますが、ありゃあまったく別物です(キッパリ)。
      
やっぱり言葉だけではうまく説明できません。
こういう時こそ写真です。百聞は一見に如かずです。
もちろん、今年の正月も食べてきましたよ。
なんたって原点への旅ですからね。
しかし……例によって写真撮り忘れてしまった。
もー、アホかと。それでもブロガーかと。
すいません。
というわけで、これまた我が家で再現してみました。













                           
いやいや、とても再現とはいえませんね。
なんたってレシピは企業秘密。
そもそも麺が違うしね。
“焼きそばの具はもやしとキャベツのみ!”
“トマトソースにはコーンを!”
“付け合わせは白ショウガ!”
という三つのお約束だけを守ってあとは勝手にアレンジしてしまった。
ホンモノはこんなに挽肉入ってないし赤ワインなんて入れてないだろうし
ソースにオイスターソースなんて間違っても混ぜ込んでないし。
あしからず。
      
ちなみに嫁の感想も「実際より高級な味がする」
(嫁は2回のイタリアン経験アリ)。
      
今度はもっと真剣に再現を試みてみようか。
うーん。チープにしなきゃいけないってのは
逆に難しいかもな。
      
      
      
      

2011-01-17

原点への旅路。─その1─

      
      
本来なら、年末年始こそネタの宝庫、
忘年会やらクリスマスやら初詣やら新年会やら
ブログを更新するには絶好の時期のはずなんですが、
ちょっとバタバタするとまったく作文できなくなる文才のなさ。
加えて未だに出先で写真を撮る習慣が身に付かないやる気のなさ。
というわけでこのへんの出来事はざっくりスルーでごめんなさい。
忘年会・新年会でお世話になった方、お宅に呼んでくれた方々、
ありがとうございました。
      
ただ、いろいろなイベントがあったなかでも
一つあげるとするなら、
“ハワイV旅行”ならぬ“東日本V字旅行”。
もちろん何かのご褒美でぬくぬく南国で過ごすのとはえらい違い。
大晦日に東京を出発し、寒風吹きすさぶパートナーの故郷・八戸で一泊、
翌元旦に大宮まで引き返しその足で怒濤空打つわたしの故郷・新潟へ向かい二泊、
ちょうど東日本を縦断&横断して東京に帰ってくるという
JRが泣いて喜ぶ旅程にして強行軍。
東北と北陸の寒さの違いをあらためて体感(したくないっ)。
フトコロ的にも波浪警報発令で
まあ、来年以降行われることはないでしょう。
      
それでもお互いの実家を行き来し、
それぞれの郷土料理を堪能できたのはありがたいことです。
八戸ではウニ&アワビ満載のいちご煮。
新潟ではのっぺ。
      
ほんとはこれらも写真で紹介できると良いのですが
前述の通り写真撮るのも忘れてがっつくのみだったわたし。
これじゃちょっとブログにならんな、というわけで
我が家で再現しました。
ただし予算の都合上、いちご煮はまたの機会ってことでご勘弁を。













                         
のっぺの作り方(いつも作ってる量)
①塩鮭(辛塩・一切れ)を塩抜きしておく。
 甘塩を使ってもいいですが、
 甘塩といえどかなりのっぺの味を変えてしまうので
 味付けがむずかしくなります。
 できれば辛塩を一晩ほど塩水につけて塩抜きしておくと
 塩辛さもちょうど良く同時に生臭みも取れるので
 美味しくできると思います。
②どんこ4〜5個・干し貝柱5〜6個を水で戻す。
③鰹でだしを取る(約800cc)。
④ギンナンを煎って殻をむいておく(15個くらい)。
⑤里芋(大きめ3コ)、にんじん(1本)、タケノコ(水煮・大きめ1/2)、
 蒲鉾1/2本、こんにゃく(1/2枚・アク抜きする)をすべて短冊に切る。
 大きさはお好みですが、わが家は4cm×1.5cmくらい。
 里芋は煮くずれしやすいのでやや大きめ&厚めに、
 蒲鉾は煮ると膨らむのでやや小振りに。
 できれば新潟の五泉で採れる帛乙女(きぬおとめ)という里芋だと完璧。
 くずれにくくほくほくしておいしいのです。
 どんこは細切り、鮭は小さめの一口大に切る。
⑥里芋はさっと熱湯で洗いぬめりをある程度取っておく。
 ただしこの“ある程度”というのがキモで、
 里芋のぬめりで汁にとろみを付けるので洗いすぎないように注意。
      
ここまでが下ごしらえ。あとは煮るだけですがポイントは時間差です。
      
⑦だし汁が湧いたらニンジン、タケノコ、こんにゃく、どんこを入れる。
 どんこの戻し汁、干し貝柱の戻し汁も加え、
 酒(大さじ3)、味醂(大さじ3)、塩、醤油で味付け。
 醤油はうすく色が付く程度の少量(小さじ1強ぐらい)。
 塩は基本薄味に仕上げますが、最後に塩鮭を入れるので
 その塩分を計算してさらに薄めにしておきます。
⑧ニンジンに6〜7割ほど火が通ったら里芋、鮭を投入。
 里芋が煮える少し前に蒲鉾、銀杏を入れます。
 里芋を入れると吹きこぼれやすくなるので注意。
 ふたを取ったまま煮てもOKです。
 とにかく煮すぎないように。
 材料を小さく切ってあるのであっというまに火が通ります。
⑨里芋が煮えたら火を止め、干し貝柱をほぐして散らす。
 お好みで生いくら(塩漬け・醤油漬けはNG)を入れてもいいです。
 ちなみにこの場合、わざといくらを加熱します(余熱で)。
 白く半過熱状態になったいくらを“ととまめ”といって、
 少し硬くなった食感がまたいいんですが、これって新潟だけでしょうか?
⑩そのままふたをして冷まします。
 加熱時間も短く薄味なのっぺは、この段階ではあまり味が染みてません。
 一度冷ますことによっていろいろな素材の味が
 お互いに染みわたっていきます。
 食べるときは、冷えたままでもよし、暖め直してもよし。
 お好みでどうぞ。
      
以上がわが家ののっぺのレシピ。
というかもともとはわたしの母から教わった作り方です。
      
こののっぺ、郷土料理にはありがちで
家庭によって材料や作り方がぜんぜん違う。
わたしにとって母親の作ったものこそがのっぺ。
「新潟に帰ってきたな〜」としみじみ実感できるのは
母親ののっぺを食べた瞬間なんですね。
ただ、母親ももうけっこうな歳。まだまだ元気ではありますが
いつ何時もしものことがあるやもしれません。
「母親にもしものことがあったらもうこののっぺが食べられなくなってしまう!」
と、母が聞いたら嘆くこと必至の
なんとも身勝手な危機感をいだいたのが今から3年ほど前。
そんな理由で教わったのがこのレシピです。
      
そしてじつは、これがわたしが料理を始めるきっかけになります。
レシピに従って作ったのっぺで料理を作る楽しさに目覚め、今日に至る……。
子供の頃から食べていた一つの料理が、
いい歳した人間をがらっと変えてしまたわけです。
      
まさに、いろいろな意味でのわたしの原点、それが“のっぺ”!
      
……語感的にはもうちょっとなんとかならなかったかと
思わないでもないけどね。
      
      
      
      

2010-12-27

林檎可愛いや。

      
      
■黒板に爪を立てる。
■発泡スチロールがこすれる。
■アルミホイルを噛む。
      
世の中に身の毛のよだつものは数々ありますが
上にあげたものなんかは万国共通、100人いたら100人とも
鳥肌立てちゃうんじゃないでしょうか。
      
■リンゴの皮をむく。
      
これはどうでしょう?
普通はこんなことでいちいち不快になったりしませんよね。
      
しかし、これで全身泡立っちゃう特異体質の持ち主が
うちのパートナー。
     
自分で皮をむけないどころか
人がむいてるのを見るのも、その音を聞くのもイヤ、
その上かじることも(ゆえに食べることも)できません。
どうもあのしゃくしゃくとした触感・食感がダメらしいのですが
ちょっと常人には理解しがたい感覚です。
      
でも単にこれだけなら
リンゴを遠ざけて人生を送ればすむ話。
まあ、わたしが納豆を遠ざけてるのといっしょですね。
本人的にはなんの問題もないはず。
      
ところが人生は皮肉です。
彼女の出身は日本一のリンゴ生産地・青森。
そのせいかどうかわかりませんが
な、なんと彼女、リンゴの“味”が大好きなのです。
      
食べられないのに味は好き???
      
いえいえ、嫌いなのはリンゴの感触であって
すりおろしたり火を通したりすることによって
それがなくなりさえすれば食べられるし
むしろ大好物なのだとか。
愛憎入り交じるとはこのことでしょう。
でもどうしてこういうややこしい事態になったのかは謎。
ただ、間違いなくいえるのは「めんどくさい」の一言。
      
今年も彼女の実家からどっさりリンゴが送られてきました
(調理するのはわたしなんですよ、お母さん(笑))。
今までは(別室で)すりおろしたりしてたんですけど
こうなったら「めんどくさい」ことも楽しんでしまおう、ということで
焼きリンゴを作ってみました。













                         
シナモンとバター、そしてグラニュー糖と蜂蜜をブレンド。
      
わたしは甘いものがあまり好きじゃないので
ついつい砂糖の量を少なめにしてしまいそうになりますが
けっこうガッツリ入れた方がいいみたいですね。
      
パートナーも喜んでくれました。
      
わたし?
わたしもリンゴは好きですよ。
でもパキっとしてなきゃリンゴじゃない!
かぷっとかじりつきしゃくしゃく食べるのがいいんです!
      
もちろん、彼女のいないところでこっそりと……。
      
      
      
      

2010-12-06

どちらも“ベースがすばらしい”。

      
      













                        
代官山のイータリーにてアフェルトラのトマト缶を入手。
今回はこれでトマトソースを作ってみた。
いつものアナリサとどう違うか食べ比べです。
     
パートナーのリクエストでモツァレラとバジルのトマトソースパスタに。













                        
さてさて味は……
第一印象は“軽い!”ですね。
でも決して薄いわけではなくて、余韻も深くとてもうまい。
アナリサがトマトのうま味やコクをぎゅうっと
濃縮したような強さを持っていたのに対して
こちらはフレッシュな甘みを抽出した感じ、とでも言いましょうか。
方向性は違いますがどちらもそれぞれの良さがあります。
      
例えるならば
アナリサはジョン・ウェットンの歌声のごとく朗々と響き渡り
アフェルトラはリチャード・シンクレアの声のようにふわりと降りてくる。
…とか言っても、よけいわからないか。
ま、ようするにどちらも選べない、ってことですね。
      
ホントは使い分けるのが良いのでしょうが……
ポモドーロや今回のパスタみたいに
シンプルにトマトを味わいたいときはアフェルトラ、
具だくさんパスタや肉料理のソースなんかに使うときはアナリサ、とか。
      
といっても常時2種作り置き、ってのは
実際問題むずかしいから(そんなに消費できない)
気分によって缶を変えるってことになりそうです。
      
それにしても、イータリーはヤバイです。
一緒に買ったグラニャーノ産のブカート(穴あきロングパスタ)もうまかった。
オリーブ・オイルもいろいろ試してみたいものがずらり……













                        
あんなところで日常的に買い物してたら
エンゲル係数大暴騰で日本より先にわが家の経済が崩壊してしまう(汗)。
      
      
      
      

2010-10-25

パンチェッタ・デキタッタ

         
         
パンチェッタを仕込んでからちょうど3週間。
そのくらいで表面に白いアミノ酸が浮いてきて熟成完了、と
レシピには書いてありますが…
         
お〜、出てる出てる。
一応完成ってことでいいみたい。
で、少し切り出しそのまま焼いて試食。













                           
自分で言うのもナンですがうまいぞこれ。
         
なんといっても塩加減がちょうどいい。
市販品はモノによってかなり塩辛いからね。
今回作ったくらいのほうが
肉自体の味をちゃんと味わえるし、
いろんな料理にも使いやすいでしょう。
         
そして香るハーブ。
         
予想していたよりは
スターアニスが若干強めで
ローズマリーやタイムがちょっと控えめ。
このへんは今後の研究課題でしょうか。
         
それでも十分許容範囲内のでき。
パートナーにも好評でありました。
         
で、さっそくこのパンチェッタを使って
アマトリチャーナを作ってみました
(本当はグアンチャーレを使うらしいですが)。
         
↓ 土曜の昼の献立。
 自家製パンチェッタ(いい響きだ…)のアマトリチャーナと
 スモークチキン(これは残念ながら自家製ではない…)入りコールスロー、
 そしてシメジのスープ。
 あ、コールスローに使ったマヨネーズは自家製ですから。
 市販の酸っぱいヤツが嫌いなんで。













                           
今まで食べてたパンチェッタのなんと味気ないことか。
ちょっと大げさですがパンチェッタの概念が変わります。
まあ、自分で作ったということと3週間待たされたということで
脳内うまみ成分が4割り増しぐらいになってるかもしれません。

または……
うちのパンチェッタほうが概念からハズレてるって可能性も
なきにしもあらず、か。
         
         
         
         

2010-10-13

誕生日のプレゼントなにがいい?

      
      
いやあ、ありがたいですなあ。
新婚とはいえ、付き合って10年以上の間柄。
パートナーからいまだにこんな言葉をもらえるなんて。
      
てなわけで二人で買い物に行ってきました。
どこへ?
夢のワンダーランド、合羽橋ですがな。
      
それにしても楽しすぎますな〜、合羽橋。
あれもこれも欲しくなっちゃうけど
この日は前から欲しかった寸胴鍋狙い。
まっすぐ中尾アルミのアンテナショップ、「お鍋の博物館」へ。
      
このお店、1階にもさまざまな鍋が並んでますが
店員さんに通された地下が圧巻です。
床から天井、棚という棚に鍋鍋鍋……。
あまりの数に素人ではとうてい選べそうにありません。
ここは素直に店員さんが勧める使い勝手のよさそうなアルミの中寸胴に決定。
他にもスープなんかにぴったりな片手鍋も購入。
よっ、勧め上手。
      
じつはこちら、わたしたちの結婚パーティーのときに
司会をお願いしたHさんと親しくされているというお店。
会計の時にその話をしたらなんと、かわいい雪平をおまけしてくれる大サービス。
(わたしたちがこの日店に行くことを通してくれてたんですね)
とてもおまけをもらえるほどの買い物はしてないんだけど……。
ただひたすら恐縮です。
      
↓ この日の戦果。
 鍋の他はグレーターにホーローのタッパー……
 我ながら涙が出るほど実用的……













                              
新しいタッパーは何のために買ったかというと
これでパンチェッタを作ろうかと。
ずいぶん前の「danchu」に作り方が載っていたんですが、
今までは作るに作れなかったんですよ。
冷蔵庫が小さすぎて大きなタッパーが入らないという
なんとも情けない理由で……
しかーし!今わが家には友人たちが結婚祝いに買ってくれた大きな冷蔵庫が!
これで念願のパンチェッタ作りができます。
ありがとう!友よ!
      
↓ 豚バラ肉に塩・胡椒して冷蔵庫に1日置く。
 まあ試作品ということでまずはこのくらいの大きさから……













                              
↓ 翌日、下に落ちた水を捨て、表面の水分もよく拭き取ってハーブをまぶす。
 今回わたしが試したのはあらかじめドライにしておいたタイムとローズマリー。
 そしてシナモン少々・スターアニス少々。それを脱水シートにくるみ、
 2〜3日ごとに取り替えながら3週間熟成させるとできあがるらしい。
 写真は現在(ほぼ10日経過)のもの。
 うまくいってるのかいってないのか自分でもよくわからん……













                              
なんだか昆虫のサナギが羽化するのを見守ってるようなワクワク感。
こんなのは子供の頃以来?
みんなからいろんなものもらって楽しんでるなあ、自分。
      
特にこのたびの結婚では
他にもいろいろな方々からいろいろなものをいただきました。
もう10月、ちょっと遅くなりましたがここに感謝の意を。
      
そしてパートナーにも、あらためてありがとう……
      
……え、もう10月?
再来月にはクリスマスじゃないの。
      
やっぱり人生、もらってばかりとはいかないようで……。
      
      
      
      

2010-09-29

イタリアン・レッスン(基本のトマトソース)

      
      
いやはや久しぶりのブログ更新。
この不景気にめずらしく仕事が立て込んじゃって。
ブログも料理も滞ってしまいましたわ。
      
そんな中、久しぶりにトマトソースの仕込みができました。
パスタ率の高いわが家、ずっと欠品していた必需品がやっと作れた。
ってことで今回はそのトマトソースレシピをアップしましょうか。
先日、数少ない当ブログの読者である友人に
「最近プログレやらSFやらでちっとも“わが家のメシ”じゃないじゃんよ」
とお叱りも受けちゃったしね。
      
トマトソース…
基本的にはトマト缶を煮詰めればいいだけのモノなんですが
これが調べると、けっこう千差万別なんですね。
作る人によっていろいろ違っていたりするわけです。
わたしも最初はある料理本のレシピを参考に作り始めましたが、
自分の好みだったり材料の制約だったりいろいろな要因がからんで
何度も作るうちに少しずつ変わってきました。
いわゆる「わが家の味」になってきたようなこないような。
まあこれが正解ってもんはありませんから、今後も変わっていくかもしれません。
こじつけるならばこれもプログレス!
いや〜、単純ですが奥が深いですぞ、トマトソース。
      
トマトソースの作り方(わたしがいつも作ってる分量)
①タマネギ(中くらいの大きさ)半分をみじんにする。
 わたしはフードプロセッサーを使ってかなり細かくしています。
 ただし、あくまで「みじん切り」。
 「ピューレ」になってしまわないように加減しましょう。
②厚手の鍋にオリーブオイルを大さじ2杯と潰したニンニク1片を入れ、
 弱火でオイルに香りを移す。この時ぜったい焦がさないこと。
 後でいろいろな料理に使いますし、香りはその時に加えることもできるので
 ここではあまり強く付ける必要はありません(焦げたにおいはなおのこと)。
③香りが出たらニンニクを取りだし、①のタマネギを入れ、
 時間をかけて炒めます。もちろん弱火。甘みとコクを十分引き出すのと、
 トマトの果肉以外の余計な食感を残さないために、
 いわゆる飴色のペースト状になるまでじっくり加熱しましょう。
④その間にホールトマト缶(400cc)を3缶あけ、ざるで濾し種を取ります。
 種はえぐみの元なので面倒ですが取るべき。あと、皮やヘタ、青っぽいスジも
 けっこう入ってるのでもちろんこれらも取り除く。
 わたしがよく使うアナリサのDOPは特にこれらの混入率が高いような気が…。
 以前、1個まるまる皮をかぶったものが出てきたことがありました
 (いやあイタリア人、おおらかというかテキトーというか)。
 もろもろきれいに取り除いたら、実を軽く潰しておきましょう。
 …おっと、ホールトマトの下処理をしながらも、
 ③の鍋からは目を離さないように!
 最初はわりとほうっておいても大丈夫ですが、
 うっすら色づき始めるとにわかに焦げやすくなるので注意。
 まめに混ぜながら作業しましょう。
⑤タマネギ、しっかり飴色&ペースト状になったでしょうか?
 ならない人は火が強いかみじんが粗いか。
 あとオイルの量が多すぎたり少なすぎたりしてもダメですね。
 上記の分量で気長にやれば必ずなるはず。
 そしたら④の下処理済みのホールトマトを鍋にあけます。
 塩分は後の料理のときに入れるのでここで塩は入れません。
 ひと混ぜし、ブーケガルニを放り込んで弱火で30分ほど煮込みます。
 ブーケガルニはあらかじめ準備しておきましょう。
 材料 ■ローリエの葉1枚■バジルの茎5〜6cm・2〜3本(スーパーで
 太い茎の付いているものを選ぼう!)■パセリの茎同じくらい
 ■セロリの茎(先のほうの細いところでOK)5〜6cm・1〜2本
 ■厚めにむいたニンジンの皮これも5〜6cmぐらい。
 以上を糸でぐるっと縛ってできあがり。
 全部そろわなくてもいいですが、
 ローリエとバジルはあった方がいいんじゃないかな。
⑥30分経ったら火を止め、冷まします。
 すぐ使ってもいいけど、一晩ぐらいは置いたほうが
 味が落ち着いて深みも出ます。
 わたしは冷めたら125ccずつに小分けにして冷凍してしまうことが多いです
 (カポナータを作る予定のあるときは400cc別に取っておいたりもしますが)。
 125ccっていってもちゃんと計ってるわけじゃなくて
 レードル(50cc)2杯半ってことね。
 これがわが家でトマトソース系パスタを作るときの1人前の分量
 (ちなみにわが家のパスタは1人前ちょっと多目の90g)。
 このレシピの量でだいたい7人分ほど取れるはず。
 中途半端に余った分はミネストローネにでも使ってください。













                              
これがわが家のトマトソース。
といっても比較的オーソドックスな作り方ではないでしょうか。
あえて言うならテーマは「ていねいに」。
ちょっと時間はかかるけど音楽でも聴きながら楽しくやりましょう。
面倒な種取りには秘密兵器!ソフト・マシーンの「セブン」がうってつけ。
頭から終わりまで執拗に続く変拍子リフの酩酊感で作業にどっぷり没入。
時間感覚も麻痺しあっという間に終わってしまうこと受けあいですぜ。
      
てなわけで今日のタイトルは、その「セブン」の中の
「ジャーマン・レッスン」「フレンチ・レッスン」
といういう曲名にかけてみたわけですが…
ダジャレのネタを説明するなんて、これほど情けないこともありませんな。
たださすがに今回はわかりにくいだろうと…
わざわざ言わなきゃわからないタイトルなんかつけるなって話なんですけど。
      
とまあ、やっぱり最後はプログレの話になるんだよね。
      
      
      
      

2010-08-20

アスファルト・クローラー 2010。

      
      
暑い!暑すぎる!
      
新潟育ちのくせに寒いのが大の苦手、
そのかわり暑いのはけっこう嫌いじゃないはずのわたしですが
今年はさすがに少々バテ気味です。
      
街を歩くときに、遠回りでも地下街を歩いたり、仕方なく地上に出ても
わざわざ日陰の多いルートを歩いたりするようになってしまいました。
若いころなんて、汗をかくのもぜんぜんおっくうじゃなかったのになあ。
…おっと、これはもしかしてただ単に歳をとってしまったってことですか?
ま、歳のせいでも温暖化のせいでもくそ暑いことにかわりはないし。
今年の夏は、いつもよりしんどいわ〜。
      
ちょっと前ですが、麻布税務署と港都税事務所へ
もろもろ申告書類を提出しに出掛けたときはホント、死ぬかと思いましたよ。
電車なら一駅だし、ランチついでに歩いて行くかなんて、完全になめてました。
歩き始めて2分で後悔。
事務所のある赤坂から乃木坂を抜け六本木へと向かうルートは
微妙に青山墓地や檜町公園をはずれ、ただひたすら外苑東通りを歩くのみ。
アスファルトからの照り返しで体感温度は40度以上か。
しかも麻布税務署と港都税事務所、最寄り駅は同じ六本木でも
90°方向が違っていて、その上遠い遠い。
「国と都で管轄違うのはわかるけど、
利用者のことなんかカケラも考えとらんじゃないか!!」
と、なんだか怒りもこみ上げてくる
(そんなことは承知の上で出掛けたはずなのですが)。
      
さすがに六本木のど真ん中、熱中症で倒れてはシャレにならんと
AXISのリビングモチーフでキッチンウエアを眺めてひと休み、
ABCでファイドンの「シルバースプーン」を立ち読みしてひと休み。
ちょっとずつ休みを挟んでどうにか死の行軍を完遂。
なんか小さな達成感。でも来年はぜったい郵送にしよう…
      
おっと、そういえば昼飯がまだだった。
空きっ腹をかかえて飛び込んだのが六本木の中国飯店。
じつは酢が苦手で冷やし中華はあまり食べないのですが
ここにはゴマだれの「棒々鶏冷麺」があります。
とにかく冷たいモノを!と迷わずオーダー。
思ったより上品な味で、暑さにやられた体にはちょうどよかったかも。
とてもおいしかったです。
この日の苦行がちょっと報われた瞬間でありました。
      
この感動を忘れないうちに!
さっそくわが家でも作ってみました。
        
↓盛りつけはまったくかなわない…(味はもっとだろ)













                              
家で作る棒々鶏ソースは、どうしてもゴマの粉っぽさが残ってしまう。
どうしたら店のようなクリーミーさになるんですかね。
それと、もう一つ素朴な疑問。
白髪ネギを水にさらすとくるくるになってしまうんですが
どうすればまっすぐきれいにできるんでしょう?
普段、ニワカ知識をひけらかしてるくせに
じつはこういう基本的なことを知らなかったりするところが
日曜料理人のかっこわるさだよな…
      
翌週、残った棒々鶏ソースで「冷やし坦坦ソーメン」。
たまたま行ったスーパーにタレ付きの中華麺しかなかったんで
自宅にあるソーメンで作ってみました
(タレを残しても使うことなく捨てていたので
以前からもったいないと思っていたんですね)。













                              
上にのってる炸醤はじつは肉を使ってません。
肉の代わりはグルテンミート。
といっても嫁がマドンナ目指してるわけじゃないっすよ。
スーパーで買い物したあと立ち寄らなければいけないところがあって
この炎天下で挽肉はやばいな…と思い、試しに買ってみた次第。
細かく刻んで挽肉に見立ててみるも、このままじゃどうにもまずそうなんで
干しエビ、干し貝柱、干し椎茸の乾物オールスターを投入してます。
      
スープは昆布から取り、酒、味醂、醤油で味を調整。
      
炸醤も魚介系の乾物のうまみが主体ですし、和風のスープとも相まって、
結果、ソーメンによく合いました。
棒々鶏ソースも適度にコクをプラスしてますし。
まずまず成功じゃないでしょうか。
…相変わらずネギはくるくるしてますが。
      
それにしても、グルテンミートのおそろしいまずさにはびっくり!
乾物と甜麺醤でなんとかまとまりましたけどね。
しかしあんなもん食べるくらいなら、
豆腐のほうがはるかにいいと思うんだけど。
うまいし。安いし。
      
そうか。
よ〜く水を切った豆腐を細かく砕いて
それを挽肉代わりに炸醤作るっていうのもありかもしれないな。
今度試してみよう!
      
その炸醤使って麻婆豆腐とか。
      
ん? それってもしかして豆腐&豆腐?
      
………ただの肉ナシ麻婆豆腐じゃん!
      
      
      
      

2010-08-09

ラジオ酢豚の悲劇。

      
      
ついにNHKがやりました。
      
FMにて「今日は一日プログレ三昧」と題し
8日の午後12時15分から9日午前13時ちょうどまで、
12時間と45分間、プログレのリクエストのみをかけ続けるという
暴…いや快挙を成し遂げました。
      
前半のゲスト、KENSOの清水さんがオタ…いや、博識なのは知ってましたが
関根史織さんといううら若き女性、
Base Ball Bearというバンドのベーシストだそうですが、
なんなんですかこの子は!!
      
女性にも聴いてもらいたいかわいい曲です、とかいって
ゴングの「マスター・ビルダー」って…(笑)。
で、めちゃハマってるのがサムラ・ママス・マンナですか。
…畏るべし。
      
そして「プログレ諸国漫遊」というコーナーでは怒濤の辺境系3連発。
3曲も続けられると、どこまでがどの曲なのかまったくわからん!
しかも、唐突にフレーズが繰り返されるところなど
「さすが辺境(何がさすがだかよくわからないが)、変わった構成だなー」
と感心して聴いていたら
曲のあとにレコードの音飛びを謝ってるし。
まぎらわしいじゃないか!
      
そして極めつけの
アルタード・ステイツによる「宮殿」完コピ・生ライブ。
インプロ部分もレコード通り完全再現という、
意味ないようなあるような、この矛盾撞着ぶりがプログレっぽい。
すさまじい演奏が意味論的カオスにさらに拍車をかけます。
      
…あまりの内容の濃さにビビリながら聴いてましたが
さすがに13時間近い長丁場とあって
後半はちょっとパワーダウン。
特にラスト1時間を切ってからの選曲はもう少し考えて欲しかったなあ。
カンサス、ラッシュ、UK…。わたしも好きですが、
この時間帯でかけるべきじゃなかった。
聴いてる人たちみな、「VDGG、カーヴド・エア、(その他もろもろ
それぞれご贔屓のミュージシャンたち)」は、かかるのか?
と、固唾を呑んで待ちかまえているところに
「ナッシング・トゥ・ルーズ」じゃ、そりゃズッコケますって。
MCの山田五郎さんはカンサス、ラッシュで完全にテンション下がっちゃってるし
(彼は自ら“ヨーロッパ偏重主義”といってましたね)。
もっと番組の前半、導入のあたりで軽めにかけてくれたらよかったのに。
彼らに対するこの扱いは、わたしなんかからすると
逆に愛がないんじゃないかと思ってしまうわけです。
      
とはいえ、よくぞやってくれました。
10代のころは音楽との出会いの場としてかけがえのない存在だったラジオ。
それがいつからか露骨なプロモーションが幅を利かせるようになり
この20年余りは“ラジオで音楽を聴く”ことをすっぱりあきらめていました。
でもまあ、せっかくチューナーも買ったことだし
これからはまた、たまにラジオも聴いてみますかね。
      
      
↓プログレ三昧聴きながら作った黒酢酢豚。
 からめるタレが少なすぎて失敗。
 しかも棚から皿を出すときにあわててしまい、隣の丼が落下して大破。
 …「宮殿」生ライブをちゃんとリビングで聴きたかったんだよ!













                         

2010-06-25

食材しりとり。

      
      
最近は仕事でバタバタしていてなかなか平日に料理ができません。
週末に食材買い込んで余らせても
この季節、あまり長くとっておけないのが目下の悩み。
食材をいかに効率よく消費するか。
この命題で頭がいっぱいの今日この頃です。
     
さて。
梅雨空もどこへやら、真夏の暑さだったある土曜日。
じとじと雨に降られるよりずっといいけど
それにしても暑すぎる…
こんな日はトマトと卵の冷麺でさっぱりといきましょう。
      
これ、四川料理のシェフ、孫成順さんが
以前NHKでレシピを披露していた料理。
子供の時、夏の暑い日になるとお母上がよく作ってくれたのだとか。
具材はホントにトマトと卵だけ。
肉・魚一切なしで経済的。
孫さん…ご苦労されたんでしょうか…。
今じゃあんなに立派になられましたよ、お母さん。
     
確かにとてもシンプルな料理ですが、これが侮れないうまさ。
このために薬味の香菜も用意して準備万端。
いざ。
      
↓ちなみにスープは豚肉と冬瓜のスープ。
 冬瓜もれっきとした夏野菜なんですってね。













                         
いやあ。われながらうまかった。
孫さんのお母さんありがとう。
      
しかしこのために香菜一束買っちゃったけど
いくらパートナーが大好きとはいえ
当然1回で使い切れるもんじゃないですね。
かなりあまってしまったぞ。
これは香菜大量消費メニューを考えねば。
      
というわけで翌日はヤムウンセン大盛り!
まだおかわりもあるからたんと食ってくれ。
この写真では撮影用にやや控えてますが
このあと香菜特盛りでいただきました。
      
自分で作ってみるとわかるけど
ヤムウンセンって、和えてあるタレの中に
香菜の根をすり下ろしたものが入っているんですよね。
しかもこいつは葉よりも香りが強いときてる。
タイ料理屋でヤムウンセンに乗ってる葉っぱを
ていねいに除けて食べてるパクチー嫌いの人!(じつは過去のわたし)
はっきりいってムダな抵抗です。
      
以来わたしも神経質になるのをやめました
(まあ、この日の特盛りのほとんどはパートナーが食べていましたが)。












                                          
パスタはナスと挽肉の豆板醤風味。
ニンニクの香りを移したオリーブオイルで挽肉、
次いで長ネギ、豆板醤少々を炒め、ゆで汁で乳化。
パスタを絡めて揚げ焼きしたナスをトッピング、
ネギみじんといりゴマをパラッとかけてできあがり。
      
常々思うんですが、基本的に中華とイタリアンって似てるよね。
いかにしてオイルに香りを付けるか、というベースの方法論が一緒。
あとは極端な話、ごま油をオリーブオイルに、生姜をニンニクに変えたら
簡単に中華がイタリアンになるし、その逆もしかりです。
上述のトマトと卵の冷麺も見た目からしてイタリアンっぽいしね。
     
そのせいか、わたしのなかでは
中華作ったりイタリアン作ったりっていうのが
違和感なく共存してる感じ。
たとえば、たまに和食を作ろうなんて思うと
けっこう頭を切り替えないといけないんですが、それが必要ないというか。
和食が苦手なのはこのあたりも関係してるかもしれません。
      
閑話休題。
さてさて、その日の晩メシ。
香菜はヤムウンセン第2ラウンドでほぼ食べ尽くせそうだ。
彼女がまた小田原へ行っているので、メインには干物を買ってきてもらおう。
副菜は、、、お。ナスが1本。
ナスでもキュウリでもどうして安売りは3本単位なんですかね。
たいてい1本余るんだけど。
それじゃあ、こいつは揚げ浸しにでも。
合わせるのはシシトウといきたかったんですが
ヤムウンセンで使い切れなかった青唐辛子を揚げてしまえ。
よしよし、けっこういろいろ使い切ったぞ。
なんだかへんに充実感あるなあ。













                          
余った食材を次々に活用していく。これぞまさに食材しりとり。
まあ、世の奥様方にとってはごくごく普通のことなんでしょうけど。
      
でもこういうちょっとしたことが面白かったりしませんか?
これって初心者特有の多幸感ですかね?
      
まさか密かに主夫化が進行している、なんてこたあないよなぁ…
      
      
      
      

2010-05-17

今夜は、プログレッシブないと♪

          
         
先週の日曜日は、このブログにたびたびご登場いただいている
Yさんをわが家にお招きし、音楽鑑賞会。
なんとYさん、筋金入りのプログレ・マニアなんですね〜。
知り合ったばかりの時はそんな気配などまったくなかったんですが
(それはお互い様)、ひょんなことから発覚。
お〜、こんなところにいたかプログレ・ファン!(だからお互い様だって)
今ではこうしてたまに鑑賞会を開いたり一緒にライブに行ったりしております。
         
で、この日のお題は… 「クリムゾン・キングの宮殿」研究!
Yさん所有の「デビュー40周年エディション」を
延々一日中聴きまくろうという企画。
なんたってこの40周年エディション、ライブ音源などもありますが、
ほとんどが1枚のアルバムのマスタリング違いやミックス違い、
ヴァージョン違いなどの6枚組。基本的に曲はいっしょなのです。
まさにファンには至福!そうじゃない人には理解不能の鑑賞会。
この時パートナーはまだ八戸に…
じゃなきゃできませんよ、こんなこと。
         
↓ よ、四角い顔! …でかい。













                          
研究結果。
これは奇跡の傑作です。以上。
         
こんな歴史的名盤に今さら語る言葉などありません。
個人的に好きな作品は他にたくさんありますが
客観的に考えて1969年にしてこの完成度は神懸かりとしか思えない。
         
ボキャブラリーの乏しさからか
ついつい「神」とか「奇跡」なんていう言葉を使いがちですけど
基本的にそんなもの信じちゃいない根っからの不信心モノのわたし
(本厄で厄払いもせずアキレス腱を切った男!)。
それでも唯一この作品を表現するときだけは
それが安易なレトリックじゃなく、文字通りの意味に思えてきます…
やっぱりこのアルバムは特別です。
         
そして今回の目玉、スティーヴン・ウイルソンとロバート・フリップによる
2009年リマスター・バージョンがまたすばらしい。
         
わたしもご同輩同様、悪名高い“クリムゾン商法”には騙され続けてきたクチ。
1999年リマスターも2004年リマスターも持ってますが
これはまったくの別物といっていいでしょう。
         
中でもDVD Audio/5.1チャンネルミックスがすごい!というのが
もっぱらの噂。しかし残念ながらわが家の貧弱なサラウンド環境では
ポテンシャルが引き出せません。というわけでCDでの再生ですが
それでも十分楽しい!
         
なんといっても各楽器の分離と定位感が抜群に向上。
「21世紀のスキッツォイド・マン」における冒頭のヘビメタ部、
あのひしゃげ、歪んだボーカルやギターの音塊にも
立体的な音の重層感を聴き取ることができます。
そして白眉は「ムーンチャイルド」、インプロヴィゼイションの臨場感。
ひとつひとつの音が溜息の出るような繊細さで空気をふるわせ、
その空気を共有しているかのようなリアルさを持って伝わってくる。
1969年と2010年、イギリスと日本。時間と空間を超越する瞬間です。
         
ロバート・フリップには今までさんざん貢いできたわたしですが
いいかげん足を洗おう!とこの40周年エディションはシカトしてました
(2004年リマスターや既発のライブ音源との抱き合わせは露骨すぎる!)。
でも実際に聴いちゃうと、やっぱりいいんですよね〜。
2009年リマスター1枚だけ別売りしてくれたら即買いなんですが…
DVDとの2枚組なら販売してるので、そちらを買ってしまおうか?
DVDはいらないんだけど…
         
あれ、やっぱり騙されてる?
これぞ一度はまったら抜け出せないプログレ地獄。
         
宿っているのは神だけじゃなかったよ。
         
         
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そてにしても聴いた聴いた。
午後2時から夜の11時まで。9時間ノンストップ宮殿三昧。
         
日が暮れてからはYさんの奥様もいらっしゃって
食事をしながらの鑑賞会。
奥様はもちろん、プログレのプの字も知らないまともなかた。
無理につきあっていただきました。
ヘンな夢でうなされたりしてないですよね?
         
この日のディナーは前日から仕込んでおいた中華料理。
         
↓ 前日仕込んだ東坡肉。この状態で1日寝かします。
 一緒にゆで卵をつけ込んでみた。













                           
↓ こちらも仕込んどいた清湯。
 これでトマトと卵のスープを作るのだ。













                         
↓ 棒々鶏の茹で鶏は、湯に紹興酒、ネギ、生姜を入れ
 12〜3分茹でたら火を止めそのまま冷ます。
 保存もゆで汁とともに。これで鶏もしっとりやわらか。













                          
家からは少し歩くんだけど
笹塚のクイーンズ伊勢丹が皮付きの豚バラ肉を扱っているのは
以前からチェック済み。
いつか東坡肉を作ってやろうと狙っていたのです。
初めてにしてはまずまず成功? ほっと一安心。
         
ただ、チャレンジはこれだけ。
あとは麻婆豆腐、チャーハンなどで安全運転。
お客さんに食べてもらう料理、
事故ったら取り返しがつきませんからね〜。
         
Yさんご夫婦からは炊き込みご飯、タケノコまるまる1本
(灰汁抜きしていただきました。多謝!)、
そしてバームクーヘンのおみやげを。
Yさんからは以前モルトのボトルをいただいてますし。
うむむ、ますますプレッシャーが(笑)。
         
↓ いただいた烏骨鶏バームクーヘン。卵の甘み。味が濃い!













                         
おみやげはどれもおいしくいただきました〜。
中華のほうはどうだったでしょうか?
         
へたなプラモデルといっしょで
自分で作って満足しているぶんにはいいんですが
人のためにっていうのはまだまだ居心地が悪いんだよね。
         
         
         
         

2010-05-06

GW真っ直中!食材調達大作戦。

      
          
4月29日 thu.













                         
7月に予定しているプロジェクトのために小田原を訪問。
帰りに干物買って帰ろー♪と思っていたのに
打ち合わせが終わった頃には店がひとつも開いてなかった…(涙目)。
しかーし!駅の売店でかろうじて(冷凍だけど)生桜エビをゲット!
往復約3時間、手ぶらじゃ帰りませんぜ。
      
      
5月1日 sat. その1
カレッタ汐留でハワイのイベントをやっているというので行ってきました。
フラダンスのステージやバンドのライブなど、ちょっとしたハワイ気分を満喫。
      
↓ 写真はマノアDNAとアリアナさんのステージ。
 アリアナさんはミス・ハワイ!(アップ撮っておけばよかった…)













                          
ステージの周囲にはマルシェ・ジャポンが出店し
さまざまな産地のいろんな野菜を販売。
じつはこっちの方に食いつくわたし(おいおいハワイはどうした)。
いや〜、だって安いんですよ。
ちょっとしか買わないのにさらにおまけしてもらったりして。
3日からの旅の予定がなければもっとたくさん買ったんですがねー。
おじちゃん、すまん!
      
      
5月1日 sat. その2
ご近所のYさんからメール。
江ノ島で買ってきた釜揚げしらすを分けていただけるという
なんともうれしいお言葉!
うかれて小躍りしたのもつかの間、はたと我に返る。
やばい!小田原の桜エビ、お裾分けできるほど買ってないや。
しかもほとんど昼飯で食っちゃったし(笑)。
というわけで汐留の野菜をお分けすることに。
ほんの少しですいません。
リアルわらしべ長者。
      
      
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てな感じで思いがけずいろんな食材がそろったGW前半。
上述のとおり3日から三日間家を空けるので、1日・2日で食いきるぞ!
      
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5月1日 sat. 昼メシ













                         
小田原駅で買った生桜エビと水菜で定番パスタ。
桜エビを惜しみなく投入して刹那的贅沢パスタにしてもいいけど
生来の貧乏性は少し残しておくのであった。
代わりといっちゃあなんだけどグリーンオリーブを刻んで混ぜる。
以前も書きましたが桜エビとオリーブの組み合わせはうまいです。
お試しあれ。
    
             
5月1日 sat. 晩メシ
汐留でハワイのイベントのあと
ランニング仲間がそろってオイスターバーで食事。
あんなにたくさんの牡蠣を一度に食べたのは初めてだ。
産地によって違う牡蠣の味わいも堪能。
ごちそうさまでした。
             
               
5月2日 sun. 昼メシ
汐留で買ったアイスプラントでサラダ。
プレーンなマヨネーズとマスタード・マヨネーズ
(プレーンに粒マスタード混ぜただけ)を添えて。
卵も使い切らないとねー。
そして小ネギと卵のスープにブロッコリーとアンチョビのパスタ。













                          
唐突に…ブロッコリーとアンチョビのパスタ・作り方(1人分)
1.ブロッコリー(1/2株)を刻む。どうせ煮崩すので適当に。
 茎も皮を向き細かく刻む。
2.アンチョビ(2枚くらい・お好みで)・ニンニク(1片)をそれぞれみじんに。
 鷹の爪(1/2本)の種を取り除いておく。
3.ブロッコリーを煮崩すのに少し時間がかかるので先にソース作りから。
 フライパンにピュア・オリーブオイル(大さじ2)を入れ、
 ニンニク、鷹の爪を弱火でじっくり炒める。
 香りでたら鷹の爪は取り出し、アンチョビを投下。
 しっかりめに火を入れてよく水分を飛ばしつつオイルに溶かし込みます。
4.ブロッコリーを投入。ざっと炒めたらひたひたに水を入れ、
 蓋をして煮込む(約10分)。
5.頃合いをみてパスタを茹で始める(1%の塩水)。
 野菜のソースですがけっこうしっかりした味になるので太めがお薦め。
 わが家ではリングイネをよく合わせます。
6.フライパンの中のブロッコリーがくたくたになったら
 しゃもじなどで潰します。でも潰しすぎてどろどろにしない。
 ブロッコリー特有の食感も楽しめるように。
 同時に水分量もチェック。
 水分多すぎたら飛ばすように煮詰め、煮詰まりすぎていたら水を足す。
 ほどほどのソース量になったら味見を。
 最後にチーズをからめるのでその分を考慮しつつ塩味を確認。
 足りなければ塩を振る
 (アンチョビ2枚の場合はほとんどいらないと思います)。
7.よく湯を切ったパスタをソースにからめ、下ろしたペコリーノ・ロマーノ
 (パルミジャーノでも可)(大さじ1くらい・お好みで)、
 黒胡椒を加えひと混ぜし皿に盛ってできあがり。
             
わが家ではよく作るパスタです。
メインの食材はブロッコリーのみ。
シンプルだけどコクのあるしっかりした味わいでうまいですよ。
             
              
5月2日 sun. 晩メシ
汐留で買ったサラダカブはクレソンとカラシドレッシング和えに。
同じく汐留の空豆はスズキと一緒に豆豉風味の蒸し煮。
いただいたしらすを少し使ってしらすとネギの卵焼き。
そして、本日のメイン・イベント!贅沢しらす丼!!
刻んだ小ネギ、大葉、のり、大根おろしを薬味に
すだちを搾って醤油を一回し。
さあ!豪快にかっこんでくれたまえ!
            
↓ 写真ではあまりよく見えませんが
 薬味の下にもしらすが敷き詰められています(薬味乗せすぎ?)。













                          
そうです。これはパートナー仕様。
わたしは大葉がダメなんですね…
でも、人それぞれ好きに味付けを変えられるところが丼のいいところ!
      
というわけでわたし仕様は大葉の代わりにルッコラを刻んで乗せてみた。
そしていりゴマを少々。













                           
ほとんどサラダ丼の様相を呈してる気もしますが
これはこれでうまかったっす(ルッコラとしらす、合いますよ)。
味のアクセントにカブの葉のごま油炒め(刻んだカブの葉を
小口の鷹の爪と一緒にごま油で炒め、醤油・味醂で味付け)
などつまみつつ、おいしくいただきました。
            
Yさん、いつもありがとうございます。
相変わらずというかいつにも増して
長い長いブログになってしまいましたが
ここまで読んでくれたかな?
            
       
         
           

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