2010-06-25

食材しりとり。

      
      
最近は仕事でバタバタしていてなかなか平日に料理ができません。
週末に食材買い込んで余らせても
この季節、あまり長くとっておけないのが目下の悩み。
食材をいかに効率よく消費するか。
この命題で頭がいっぱいの今日この頃です。
     
さて。
梅雨空もどこへやら、真夏の暑さだったある土曜日。
じとじと雨に降られるよりずっといいけど
それにしても暑すぎる…
こんな日はトマトと卵の冷麺でさっぱりといきましょう。
      
これ、四川料理のシェフ、孫成順さんが
以前NHKでレシピを披露していた料理。
子供の時、夏の暑い日になるとお母上がよく作ってくれたのだとか。
具材はホントにトマトと卵だけ。
肉・魚一切なしで経済的。
孫さん…ご苦労されたんでしょうか…。
今じゃあんなに立派になられましたよ、お母さん。
     
確かにとてもシンプルな料理ですが、これが侮れないうまさ。
このために薬味の香菜も用意して準備万端。
いざ。
      
↓ちなみにスープは豚肉と冬瓜のスープ。
 冬瓜もれっきとした夏野菜なんですってね。













                         
いやあ。われながらうまかった。
孫さんのお母さんありがとう。
      
しかしこのために香菜一束買っちゃったけど
いくらパートナーが大好きとはいえ
当然1回で使い切れるもんじゃないですね。
かなりあまってしまったぞ。
これは香菜大量消費メニューを考えねば。
      
というわけで翌日はヤムウンセン大盛り!
まだおかわりもあるからたんと食ってくれ。
この写真では撮影用にやや控えてますが
このあと香菜特盛りでいただきました。
      
自分で作ってみるとわかるけど
ヤムウンセンって、和えてあるタレの中に
香菜の根をすり下ろしたものが入っているんですよね。
しかもこいつは葉よりも香りが強いときてる。
タイ料理屋でヤムウンセンに乗ってる葉っぱを
ていねいに除けて食べてるパクチー嫌いの人!(じつは過去のわたし)
はっきりいってムダな抵抗です。
      
以来わたしも神経質になるのをやめました
(まあ、この日の特盛りのほとんどはパートナーが食べていましたが)。












                                          
パスタはナスと挽肉の豆板醤風味。
ニンニクの香りを移したオリーブオイルで挽肉、
次いで長ネギ、豆板醤少々を炒め、ゆで汁で乳化。
パスタを絡めて揚げ焼きしたナスをトッピング、
ネギみじんといりゴマをパラッとかけてできあがり。
      
常々思うんですが、基本的に中華とイタリアンって似てるよね。
いかにしてオイルに香りを付けるか、というベースの方法論が一緒。
あとは極端な話、ごま油をオリーブオイルに、生姜をニンニクに変えたら
簡単に中華がイタリアンになるし、その逆もしかりです。
上述のトマトと卵の冷麺も見た目からしてイタリアンっぽいしね。
     
そのせいか、わたしのなかでは
中華作ったりイタリアン作ったりっていうのが
違和感なく共存してる感じ。
たとえば、たまに和食を作ろうなんて思うと
けっこう頭を切り替えないといけないんですが、それが必要ないというか。
和食が苦手なのはこのあたりも関係してるかもしれません。
      
閑話休題。
さてさて、その日の晩メシ。
香菜はヤムウンセン第2ラウンドでほぼ食べ尽くせそうだ。
彼女がまた小田原へ行っているので、メインには干物を買ってきてもらおう。
副菜は、、、お。ナスが1本。
ナスでもキュウリでもどうして安売りは3本単位なんですかね。
たいてい1本余るんだけど。
それじゃあ、こいつは揚げ浸しにでも。
合わせるのはシシトウといきたかったんですが
ヤムウンセンで使い切れなかった青唐辛子を揚げてしまえ。
よしよし、けっこういろいろ使い切ったぞ。
なんだかへんに充実感あるなあ。













                          
余った食材を次々に活用していく。これぞまさに食材しりとり。
まあ、世の奥様方にとってはごくごく普通のことなんでしょうけど。
      
でもこういうちょっとしたことが面白かったりしませんか?
これって初心者特有の多幸感ですかね?
      
まさか密かに主夫化が進行している、なんてこたあないよなぁ…
      
      
      
      

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