2010-12-27

林檎可愛いや。

      
      
■黒板に爪を立てる。
■発泡スチロールがこすれる。
■アルミホイルを噛む。
      
世の中に身の毛のよだつものは数々ありますが
上にあげたものなんかは万国共通、100人いたら100人とも
鳥肌立てちゃうんじゃないでしょうか。
      
■リンゴの皮をむく。
      
これはどうでしょう?
普通はこんなことでいちいち不快になったりしませんよね。
      
しかし、これで全身泡立っちゃう特異体質の持ち主が
うちのパートナー。
     
自分で皮をむけないどころか
人がむいてるのを見るのも、その音を聞くのもイヤ、
その上かじることも(ゆえに食べることも)できません。
どうもあのしゃくしゃくとした触感・食感がダメらしいのですが
ちょっと常人には理解しがたい感覚です。
      
でも単にこれだけなら
リンゴを遠ざけて人生を送ればすむ話。
まあ、わたしが納豆を遠ざけてるのといっしょですね。
本人的にはなんの問題もないはず。
      
ところが人生は皮肉です。
彼女の出身は日本一のリンゴ生産地・青森。
そのせいかどうかわかりませんが
な、なんと彼女、リンゴの“味”が大好きなのです。
      
食べられないのに味は好き???
      
いえいえ、嫌いなのはリンゴの感触であって
すりおろしたり火を通したりすることによって
それがなくなりさえすれば食べられるし
むしろ大好物なのだとか。
愛憎入り交じるとはこのことでしょう。
でもどうしてこういうややこしい事態になったのかは謎。
ただ、間違いなくいえるのは「めんどくさい」の一言。
      
今年も彼女の実家からどっさりリンゴが送られてきました
(調理するのはわたしなんですよ、お母さん(笑))。
今までは(別室で)すりおろしたりしてたんですけど
こうなったら「めんどくさい」ことも楽しんでしまおう、ということで
焼きリンゴを作ってみました。













                         
シナモンとバター、そしてグラニュー糖と蜂蜜をブレンド。
      
わたしは甘いものがあまり好きじゃないので
ついつい砂糖の量を少なめにしてしまいそうになりますが
けっこうガッツリ入れた方がいいみたいですね。
      
パートナーも喜んでくれました。
      
わたし?
わたしもリンゴは好きですよ。
でもパキっとしてなきゃリンゴじゃない!
かぷっとかじりつきしゃくしゃく食べるのがいいんです!
      
もちろん、彼女のいないところでこっそりと……。
      
      
      
      

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