2010-05-17

今夜は、プログレッシブないと♪

          
         
先週の日曜日は、このブログにたびたびご登場いただいている
Yさんをわが家にお招きし、音楽鑑賞会。
なんとYさん、筋金入りのプログレ・マニアなんですね〜。
知り合ったばかりの時はそんな気配などまったくなかったんですが
(それはお互い様)、ひょんなことから発覚。
お〜、こんなところにいたかプログレ・ファン!(だからお互い様だって)
今ではこうしてたまに鑑賞会を開いたり一緒にライブに行ったりしております。
         
で、この日のお題は… 「クリムゾン・キングの宮殿」研究!
Yさん所有の「デビュー40周年エディション」を
延々一日中聴きまくろうという企画。
なんたってこの40周年エディション、ライブ音源などもありますが、
ほとんどが1枚のアルバムのマスタリング違いやミックス違い、
ヴァージョン違いなどの6枚組。基本的に曲はいっしょなのです。
まさにファンには至福!そうじゃない人には理解不能の鑑賞会。
この時パートナーはまだ八戸に…
じゃなきゃできませんよ、こんなこと。
         
↓ よ、四角い顔! …でかい。













                          
研究結果。
これは奇跡の傑作です。以上。
         
こんな歴史的名盤に今さら語る言葉などありません。
個人的に好きな作品は他にたくさんありますが
客観的に考えて1969年にしてこの完成度は神懸かりとしか思えない。
         
ボキャブラリーの乏しさからか
ついつい「神」とか「奇跡」なんていう言葉を使いがちですけど
基本的にそんなもの信じちゃいない根っからの不信心モノのわたし
(本厄で厄払いもせずアキレス腱を切った男!)。
それでも唯一この作品を表現するときだけは
それが安易なレトリックじゃなく、文字通りの意味に思えてきます…
やっぱりこのアルバムは特別です。
         
そして今回の目玉、スティーヴン・ウイルソンとロバート・フリップによる
2009年リマスター・バージョンがまたすばらしい。
         
わたしもご同輩同様、悪名高い“クリムゾン商法”には騙され続けてきたクチ。
1999年リマスターも2004年リマスターも持ってますが
これはまったくの別物といっていいでしょう。
         
中でもDVD Audio/5.1チャンネルミックスがすごい!というのが
もっぱらの噂。しかし残念ながらわが家の貧弱なサラウンド環境では
ポテンシャルが引き出せません。というわけでCDでの再生ですが
それでも十分楽しい!
         
なんといっても各楽器の分離と定位感が抜群に向上。
「21世紀のスキッツォイド・マン」における冒頭のヘビメタ部、
あのひしゃげ、歪んだボーカルやギターの音塊にも
立体的な音の重層感を聴き取ることができます。
そして白眉は「ムーンチャイルド」、インプロヴィゼイションの臨場感。
ひとつひとつの音が溜息の出るような繊細さで空気をふるわせ、
その空気を共有しているかのようなリアルさを持って伝わってくる。
1969年と2010年、イギリスと日本。時間と空間を超越する瞬間です。
         
ロバート・フリップには今までさんざん貢いできたわたしですが
いいかげん足を洗おう!とこの40周年エディションはシカトしてました
(2004年リマスターや既発のライブ音源との抱き合わせは露骨すぎる!)。
でも実際に聴いちゃうと、やっぱりいいんですよね〜。
2009年リマスター1枚だけ別売りしてくれたら即買いなんですが…
DVDとの2枚組なら販売してるので、そちらを買ってしまおうか?
DVDはいらないんだけど…
         
あれ、やっぱり騙されてる?
これぞ一度はまったら抜け出せないプログレ地獄。
         
宿っているのは神だけじゃなかったよ。
         
         
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そてにしても聴いた聴いた。
午後2時から夜の11時まで。9時間ノンストップ宮殿三昧。
         
日が暮れてからはYさんの奥様もいらっしゃって
食事をしながらの鑑賞会。
奥様はもちろん、プログレのプの字も知らないまともなかた。
無理につきあっていただきました。
ヘンな夢でうなされたりしてないですよね?
         
この日のディナーは前日から仕込んでおいた中華料理。
         
↓ 前日仕込んだ東坡肉。この状態で1日寝かします。
 一緒にゆで卵をつけ込んでみた。













                           
↓ こちらも仕込んどいた清湯。
 これでトマトと卵のスープを作るのだ。













                         
↓ 棒々鶏の茹で鶏は、湯に紹興酒、ネギ、生姜を入れ
 12〜3分茹でたら火を止めそのまま冷ます。
 保存もゆで汁とともに。これで鶏もしっとりやわらか。













                          
家からは少し歩くんだけど
笹塚のクイーンズ伊勢丹が皮付きの豚バラ肉を扱っているのは
以前からチェック済み。
いつか東坡肉を作ってやろうと狙っていたのです。
初めてにしてはまずまず成功? ほっと一安心。
         
ただ、チャレンジはこれだけ。
あとは麻婆豆腐、チャーハンなどで安全運転。
お客さんに食べてもらう料理、
事故ったら取り返しがつきませんからね〜。
         
Yさんご夫婦からは炊き込みご飯、タケノコまるまる1本
(灰汁抜きしていただきました。多謝!)、
そしてバームクーヘンのおみやげを。
Yさんからは以前モルトのボトルをいただいてますし。
うむむ、ますますプレッシャーが(笑)。
         
↓ いただいた烏骨鶏バームクーヘン。卵の甘み。味が濃い!













                         
おみやげはどれもおいしくいただきました〜。
中華のほうはどうだったでしょうか?
         
へたなプラモデルといっしょで
自分で作って満足しているぶんにはいいんですが
人のためにっていうのはまだまだ居心地が悪いんだよね。
         
         
         
         

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