2010-10-25

パンチェッタ・デキタッタ

         
         
パンチェッタを仕込んでからちょうど3週間。
そのくらいで表面に白いアミノ酸が浮いてきて熟成完了、と
レシピには書いてありますが…
         
お〜、出てる出てる。
一応完成ってことでいいみたい。
で、少し切り出しそのまま焼いて試食。













                           
自分で言うのもナンですがうまいぞこれ。
         
なんといっても塩加減がちょうどいい。
市販品はモノによってかなり塩辛いからね。
今回作ったくらいのほうが
肉自体の味をちゃんと味わえるし、
いろんな料理にも使いやすいでしょう。
         
そして香るハーブ。
         
予想していたよりは
スターアニスが若干強めで
ローズマリーやタイムがちょっと控えめ。
このへんは今後の研究課題でしょうか。
         
それでも十分許容範囲内のでき。
パートナーにも好評でありました。
         
で、さっそくこのパンチェッタを使って
アマトリチャーナを作ってみました
(本当はグアンチャーレを使うらしいですが)。
         
↓ 土曜の昼の献立。
 自家製パンチェッタ(いい響きだ…)のアマトリチャーナと
 スモークチキン(これは残念ながら自家製ではない…)入りコールスロー、
 そしてシメジのスープ。
 あ、コールスローに使ったマヨネーズは自家製ですから。
 市販の酸っぱいヤツが嫌いなんで。













                           
今まで食べてたパンチェッタのなんと味気ないことか。
ちょっと大げさですがパンチェッタの概念が変わります。
まあ、自分で作ったということと3週間待たされたということで
脳内うまみ成分が4割り増しぐらいになってるかもしれません。

または……
うちのパンチェッタほうが概念からハズレてるって可能性も
なきにしもあらず、か。
         
         
         
         

2010-10-21

祝!千葉ロッテマリーンズ日本シリーズ進出!

      
      
やりましたー!
さすが毎度毎度の帳尻軍団。
土壇場にならないと力を発揮しない千葉ロッテマリーンズが
日本シリーズ進出を決めました。
      
「す、すみません!急遽別件が入ってしまって…」と
仕事の打ち合わせをぶっちぎり、行ってまいりましたよ、マリンスタジアムへ。
      
↓ 平日の夜、PV(パブリック・ビューイング)にもかかわらずこの盛況ぶり













                          
今年は、開幕戦には行ったものの
その後なんやかんやで慌ただしい日が続き
まったく応援に行けなかったシーズンでありました。
でもペナントレース終盤の“負けたら4位”の戦いや、
今回のPVはしっかりとマリンで観戦
(さすがに福岡までは行けませんでしたが…)。
わたしも彼らに負けず劣らずの帳尻合わせ。
ちなみに土壇場にならないと仕事しないところも似てますが。
      
さあ、今度はわれわれの番です。
      
われわれには日本シリーズの前に
チケット争奪戦という
絶対に負けられない戦いがあるのであります。
      
      
      
      

2010-10-13

誕生日のプレゼントなにがいい?

      
      
いやあ、ありがたいですなあ。
新婚とはいえ、付き合って10年以上の間柄。
パートナーからいまだにこんな言葉をもらえるなんて。
      
てなわけで二人で買い物に行ってきました。
どこへ?
夢のワンダーランド、合羽橋ですがな。
      
それにしても楽しすぎますな〜、合羽橋。
あれもこれも欲しくなっちゃうけど
この日は前から欲しかった寸胴鍋狙い。
まっすぐ中尾アルミのアンテナショップ、「お鍋の博物館」へ。
      
このお店、1階にもさまざまな鍋が並んでますが
店員さんに通された地下が圧巻です。
床から天井、棚という棚に鍋鍋鍋……。
あまりの数に素人ではとうてい選べそうにありません。
ここは素直に店員さんが勧める使い勝手のよさそうなアルミの中寸胴に決定。
他にもスープなんかにぴったりな片手鍋も購入。
よっ、勧め上手。
      
じつはこちら、わたしたちの結婚パーティーのときに
司会をお願いしたHさんと親しくされているというお店。
会計の時にその話をしたらなんと、かわいい雪平をおまけしてくれる大サービス。
(わたしたちがこの日店に行くことを通してくれてたんですね)
とてもおまけをもらえるほどの買い物はしてないんだけど……。
ただひたすら恐縮です。
      
↓ この日の戦果。
 鍋の他はグレーターにホーローのタッパー……
 我ながら涙が出るほど実用的……













                              
新しいタッパーは何のために買ったかというと
これでパンチェッタを作ろうかと。
ずいぶん前の「danchu」に作り方が載っていたんですが、
今までは作るに作れなかったんですよ。
冷蔵庫が小さすぎて大きなタッパーが入らないという
なんとも情けない理由で……
しかーし!今わが家には友人たちが結婚祝いに買ってくれた大きな冷蔵庫が!
これで念願のパンチェッタ作りができます。
ありがとう!友よ!
      
↓ 豚バラ肉に塩・胡椒して冷蔵庫に1日置く。
 まあ試作品ということでまずはこのくらいの大きさから……













                              
↓ 翌日、下に落ちた水を捨て、表面の水分もよく拭き取ってハーブをまぶす。
 今回わたしが試したのはあらかじめドライにしておいたタイムとローズマリー。
 そしてシナモン少々・スターアニス少々。それを脱水シートにくるみ、
 2〜3日ごとに取り替えながら3週間熟成させるとできあがるらしい。
 写真は現在(ほぼ10日経過)のもの。
 うまくいってるのかいってないのか自分でもよくわからん……













                              
なんだか昆虫のサナギが羽化するのを見守ってるようなワクワク感。
こんなのは子供の頃以来?
みんなからいろんなものもらって楽しんでるなあ、自分。
      
特にこのたびの結婚では
他にもいろいろな方々からいろいろなものをいただきました。
もう10月、ちょっと遅くなりましたがここに感謝の意を。
      
そしてパートナーにも、あらためてありがとう……
      
……え、もう10月?
再来月にはクリスマスじゃないの。
      
やっぱり人生、もらってばかりとはいかないようで……。
      
      
      
      

2010-10-04

キースといえば?

       
       
エマーソン。こう答えたあなたはエライ。
ちゃんと頭脳改革されてますね。
これからもプログレ者の鑑として堂々と突き進んでいってください。
       
ティペット。こう答える方も多いでしょう。
あなたも正しい。
でもちょっと周りからは小難しいオッサンと思われてるかも。
“1曲50分超・全篇ピアノソロ即興”とか、人に聴かせたりしてませんか?
       
リチャーズ…。このブログ的には何も申し上げることはありません…。
常識ある社会人としてまっとうな人生を歩んでください。
       
…とまあ、キースといってもいろいろですが、
今日のお題、キースはキースでも
キース・ジャレットなのであります。
       
去る9月29日、オーチャード・ホールにて行われた
キース・ジャレットのトリオ(巷にいう“スタンダーズ・トリオ”ですね)による
公演に行ってきました。
       
キース・ジャレット…。いわずと知れたジャズの名ピアニスト。
わたしはアルバム2枚くらいしか持ってないニワカファンですが、
彼の音楽はぜひライブで聴きたい!と
パートナー&音楽好きの先輩方を誘って行くことにした次第。
トリオの他2人、
ゲイリー・ピーコックとジャック・ディジョネットにも興味あったしね。
       
この2人、ジャレット以外でもECMでいろんな人と共演してるので
耳にする機会は多いミュージシャンです。
ただ、今までは“好きなミュージシャンのアルバムを買ったら
たまたまこの人たちが共演していた”って感じだったので
正直あんまり気合い入れて聴いてなかった…(笑)
これを機会にちゃんと聴いてみよう。
       
ちなみにプログレ的にムリヤリこじつけると…
ゲイリー・ピーコックはビル・ブラッフォードのソロに参加していた
アネット・ピーコックの昔の旦那さんですね(遠い!)。
ジャズ・ロック的にはディジョネットが
英ジャズ界の第一人者ジョン・サーマンとの共演多し。
ブラッフォードのソロで思い出しましたが、
ケニー・ホイーラーのアルバムでもドラム叩いてます(これも遠いか…)。
       
さてさて、コンサートのほうはとういうと、
これはもう、すばらしいの一言。
ピアノ、ベース、ドラムスのアコースティック編成で
もっともオーソドックスかつ基本的なカタチのジャズ・トリオ。
これでいわゆるスタンダード・ナンバーを演奏します。
普通こう聞くと「たいくつじゃね?」とか思ってしまうものですが、
それがまったく違います。
そもそもスタンダードといっても、完全に彼らによって再解釈されたもの。
それはキースを中心に即興で紡がれていきます。
こうして演奏されるスタンダードは
一音一音がそこにあるべくしてある厳しい音の連なり。
そうあってこそ奏でることができる感情の起伏。
緊張感と心ふるわす感動が入り交じった、豊かな音楽。
“たいくつ”なんかとはまったく真逆に位置する音楽なのです。
そういった(ともすると矛盾しかねない)感覚を、
耳から聴き頭で理解するだけではなく、
“空気”として身体で納得できたのはやはりライブだからこそ。
いや〜、やっぱ行ってよかったな〜。
       
↓コンサート終了後出入り口に貼り出されたセットリスト。
まだ曲目不明なところが…(笑)。
アンコールは2曲やりましたよ。






















                               
残念だったのは…
シンバルやハイハットがえらく反響して耳障りだった…。
クラシックもやるんだよねぇ、あそこ。
あんなんで大丈夫なんでしょうか?
       
コンサート後は神山町のADAN OHANA GALLERYで食事。
締めには鯛めし。













                                   
じつは9月29日はわたしの誕生日。
先輩2人にごちそうになってしまいました。
ごちそうさまでした!
       
       
       
       

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