■黒板に爪を立てる。
■発泡スチロールがこすれる。
■アルミホイルを噛む。
世の中に身の毛のよだつものは数々ありますが
上にあげたものなんかは万国共通、100人いたら100人とも
鳥肌立てちゃうんじゃないでしょうか。
■リンゴの皮をむく。
これはどうでしょう?
普通はこんなことでいちいち不快になったりしませんよね。
しかし、これで全身泡立っちゃう特異体質の持ち主が
うちのパートナー。
自分で皮をむけないどころか
人がむいてるのを見るのも、その音を聞くのもイヤ、
その上かじることも(ゆえに食べることも)できません。
どうもあのしゃくしゃくとした触感・食感がダメらしいのですが
ちょっと常人には理解しがたい感覚です。
でも単にこれだけなら
リンゴを遠ざけて人生を送ればすむ話。
まあ、わたしが納豆を遠ざけてるのといっしょですね。
本人的にはなんの問題もないはず。
ところが人生は皮肉です。
彼女の出身は日本一のリンゴ生産地・青森。
そのせいかどうかわかりませんが
な、なんと彼女、リンゴの“味”が大好きなのです。
食べられないのに味は好き???
いえいえ、嫌いなのはリンゴの感触であって
すりおろしたり火を通したりすることによって
それがなくなりさえすれば食べられるし
むしろ大好物なのだとか。
愛憎入り交じるとはこのことでしょう。
でもどうしてこういうややこしい事態になったのかは謎。
ただ、間違いなくいえるのは「めんどくさい」の一言。
今年も彼女の実家からどっさりリンゴが送られてきました
(調理するのはわたしなんですよ、お母さん(笑))。
今までは(別室で)すりおろしたりしてたんですけど
こうなったら「めんどくさい」ことも楽しんでしまおう、ということで
焼きリンゴを作ってみました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGryfWA3nwpyxDSto6tcyA6WAEkFJLREXU-d9ZpJmWw-BhyqPAqcdd0xPN-Ss0kCoKiLDxBFdyT5KpO54zf__gKEi84aZJDOkqOCWjxlKjHoH0UqZOwyCQ8IAbhAn8pVMwbP-NQru8_z0/s400/2010121121180000.jpg)
シナモンとバター、そしてグラニュー糖と蜂蜜をブレンド。
わたしは甘いものがあまり好きじゃないので
ついつい砂糖の量を少なめにしてしまいそうになりますが
けっこうガッツリ入れた方がいいみたいですね。
パートナーも喜んでくれました。
わたし?
わたしもリンゴは好きですよ。
でもパキっとしてなきゃリンゴじゃない!
かぷっとかじりつきしゃくしゃく食べるのがいいんです!
もちろん、彼女のいないところでこっそりと……。