2010-09-29

イタリアン・レッスン(基本のトマトソース)

      
      
いやはや久しぶりのブログ更新。
この不景気にめずらしく仕事が立て込んじゃって。
ブログも料理も滞ってしまいましたわ。
      
そんな中、久しぶりにトマトソースの仕込みができました。
パスタ率の高いわが家、ずっと欠品していた必需品がやっと作れた。
ってことで今回はそのトマトソースレシピをアップしましょうか。
先日、数少ない当ブログの読者である友人に
「最近プログレやらSFやらでちっとも“わが家のメシ”じゃないじゃんよ」
とお叱りも受けちゃったしね。
      
トマトソース…
基本的にはトマト缶を煮詰めればいいだけのモノなんですが
これが調べると、けっこう千差万別なんですね。
作る人によっていろいろ違っていたりするわけです。
わたしも最初はある料理本のレシピを参考に作り始めましたが、
自分の好みだったり材料の制約だったりいろいろな要因がからんで
何度も作るうちに少しずつ変わってきました。
いわゆる「わが家の味」になってきたようなこないような。
まあこれが正解ってもんはありませんから、今後も変わっていくかもしれません。
こじつけるならばこれもプログレス!
いや〜、単純ですが奥が深いですぞ、トマトソース。
      
トマトソースの作り方(わたしがいつも作ってる分量)
①タマネギ(中くらいの大きさ)半分をみじんにする。
 わたしはフードプロセッサーを使ってかなり細かくしています。
 ただし、あくまで「みじん切り」。
 「ピューレ」になってしまわないように加減しましょう。
②厚手の鍋にオリーブオイルを大さじ2杯と潰したニンニク1片を入れ、
 弱火でオイルに香りを移す。この時ぜったい焦がさないこと。
 後でいろいろな料理に使いますし、香りはその時に加えることもできるので
 ここではあまり強く付ける必要はありません(焦げたにおいはなおのこと)。
③香りが出たらニンニクを取りだし、①のタマネギを入れ、
 時間をかけて炒めます。もちろん弱火。甘みとコクを十分引き出すのと、
 トマトの果肉以外の余計な食感を残さないために、
 いわゆる飴色のペースト状になるまでじっくり加熱しましょう。
④その間にホールトマト缶(400cc)を3缶あけ、ざるで濾し種を取ります。
 種はえぐみの元なので面倒ですが取るべき。あと、皮やヘタ、青っぽいスジも
 けっこう入ってるのでもちろんこれらも取り除く。
 わたしがよく使うアナリサのDOPは特にこれらの混入率が高いような気が…。
 以前、1個まるまる皮をかぶったものが出てきたことがありました
 (いやあイタリア人、おおらかというかテキトーというか)。
 もろもろきれいに取り除いたら、実を軽く潰しておきましょう。
 …おっと、ホールトマトの下処理をしながらも、
 ③の鍋からは目を離さないように!
 最初はわりとほうっておいても大丈夫ですが、
 うっすら色づき始めるとにわかに焦げやすくなるので注意。
 まめに混ぜながら作業しましょう。
⑤タマネギ、しっかり飴色&ペースト状になったでしょうか?
 ならない人は火が強いかみじんが粗いか。
 あとオイルの量が多すぎたり少なすぎたりしてもダメですね。
 上記の分量で気長にやれば必ずなるはず。
 そしたら④の下処理済みのホールトマトを鍋にあけます。
 塩分は後の料理のときに入れるのでここで塩は入れません。
 ひと混ぜし、ブーケガルニを放り込んで弱火で30分ほど煮込みます。
 ブーケガルニはあらかじめ準備しておきましょう。
 材料 ■ローリエの葉1枚■バジルの茎5〜6cm・2〜3本(スーパーで
 太い茎の付いているものを選ぼう!)■パセリの茎同じくらい
 ■セロリの茎(先のほうの細いところでOK)5〜6cm・1〜2本
 ■厚めにむいたニンジンの皮これも5〜6cmぐらい。
 以上を糸でぐるっと縛ってできあがり。
 全部そろわなくてもいいですが、
 ローリエとバジルはあった方がいいんじゃないかな。
⑥30分経ったら火を止め、冷まします。
 すぐ使ってもいいけど、一晩ぐらいは置いたほうが
 味が落ち着いて深みも出ます。
 わたしは冷めたら125ccずつに小分けにして冷凍してしまうことが多いです
 (カポナータを作る予定のあるときは400cc別に取っておいたりもしますが)。
 125ccっていってもちゃんと計ってるわけじゃなくて
 レードル(50cc)2杯半ってことね。
 これがわが家でトマトソース系パスタを作るときの1人前の分量
 (ちなみにわが家のパスタは1人前ちょっと多目の90g)。
 このレシピの量でだいたい7人分ほど取れるはず。
 中途半端に余った分はミネストローネにでも使ってください。













                              
これがわが家のトマトソース。
といっても比較的オーソドックスな作り方ではないでしょうか。
あえて言うならテーマは「ていねいに」。
ちょっと時間はかかるけど音楽でも聴きながら楽しくやりましょう。
面倒な種取りには秘密兵器!ソフト・マシーンの「セブン」がうってつけ。
頭から終わりまで執拗に続く変拍子リフの酩酊感で作業にどっぷり没入。
時間感覚も麻痺しあっという間に終わってしまうこと受けあいですぜ。
      
てなわけで今日のタイトルは、その「セブン」の中の
「ジャーマン・レッスン」「フレンチ・レッスン」
といういう曲名にかけてみたわけですが…
ダジャレのネタを説明するなんて、これほど情けないこともありませんな。
たださすがに今回はわかりにくいだろうと…
わざわざ言わなきゃわからないタイトルなんかつけるなって話なんですけど。
      
とまあ、やっぱり最後はプログレの話になるんだよね。
      
      
      
      

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